おすすめ
<感動した曲を聞き直す>
声というよりもギターやブルースハープのうまさに感動した。鳥肌がたった。
「終わりなき疾走」浜田省吾
ロックのロの字も知らない俺にとっては衝撃的だった。何もかもぶっ飛んだという感じ。あの駆け抜けるようなサウンドはいったい何だろう。カルチャーショックだった。
「Honesty」ビリージョエル
あの分数コードやテンションの使い方、メロディの美しさ、すべてが新鮮だった。
「僕の歌は君の歌」エルトンジョン
イントロを聞いただけで、その世界にひきずり込まれてしまうようなあの切なさは何だろう。
カルチャークラブ『戦争のうた』
非常に覚えやすいフレーズに、英語など知らなかった私は適当に音をあてて口ずさんでいた。そしてそれがとても楽しい心地にさせてくれた。今でもはっきり覚えている。家族でスキーに行った先のペンションのラジオから聞こえてきたこの曲。その後しばらくは英・米のポップスを好んで聞いていた。
兄の影響でエレキギターを購入。その後、ギタリストとして音楽を聞くようになる。
かっこいいメロディをもったおしゃれなロック。“バンド”に対するあこがれを強烈に植えつけられた。彼らのサクセス・ストーリーを描いた本を読み、音楽で生きていきたいという想いが芽生え始めた。
ドッケン『トゥールス・アンド・ネイル』
当時の親友の影響で、ハードロックを聞き始める。派手なエレキギターの演奏、特にソロパートに魅了され、一所懸命、速く弾く練習をしていた。今想うと、この頃の練習は、全く基本を無視した伸びるはずのない無益なものだったのが残念である。それもそのはず、上っ面だけに、“表現しよう”という根本がなかったのだから、歩けもしないくせに速く走ろうとしているようなものである。
ハードロックやヘヴィーメタル
聞き返してみると、ヴォーカリストたちの体の強さに圧倒される。シャウトしたときの体への入り具合がすごい。信じられないぐらいだ。自分は彼らと比べたら、誇張を抜きに百分の一に満たない気がする。これは人種の差、体格の差だろうか。練習でどこまで差が縮まるか不安でもあり、楽しみでもある。だが、どうしても強い体が欲しい。この熱いエネルギーが欲しい。それにしても、だからこの手の音楽を聞くと、自分が強くなったようなエネルギーに満ち溢れる気分になるのか。
ロッドスチュワート『ステイウィズミー』
この頃、初めてバンドでヴォーカルをとるようになり、同時に音楽もヴォーカルで聞くようになる。ひどいしゃがれ声でときに熱っぽく、ときに甘く、自由奔放に叫ぶ姿がたまらなく好きだった。
今聞いても、この人の声はよくわからない。だが、やはり魅力的であることは変わらない。まねしようという気は全くないが、もって生まれた武器を最大限、生かして表現している姿勢は見習いたい。
マーヴィンゲイ『ホワッツゴーイングオン』
最も入れ込んだヴォーカリスト。私のヒーロー。やはり彼の熱いシャウトが好きだった。多くの人の場合はむしろ、ベクトルが内側へ向かっているような気がする。自分の魂をえぐるような、苦しみに満ち溢れたシャウト。何よりもこの人自身が救いを求めているかのよう。こっちまで胸が苦しくなり、たまらず涙が溢れてくる。だが、あたたかい腕に抱かれているような、とても優しい気持ち。もしできることなら、この人の足もとに土下座したい。音楽以外に何の生きる悦びもない哀れなこの男の心に、誰よりも深く触れてくるれ唯一の人。ことばがない。ヴォーカリストになることを決心させた人。この人の創り上げた、メロウでリズミカルな音楽形態も、非常に気に入っている。
アレサフランクリン『アイセイアリトルプレイヤー』
彼女の歌うこの曲のワンフレーズにノックアウトされてしまった。私にとって悲しい気分のときに音楽を聞いて涙を流すのはあたりまえのことなのだが、この曲を聞いたときは、ひどく退屈していたときだった。あくびをしながら見ていたビデオクリップ集だったが、彼女がこの曲を歌い始めた途端、涙が溢れてきた。頭のなかが真っ白になって涙が止まらず、半ば無意識でブラウン管のなかの彼女を拝んでいた。本当にすごい歌手は好き嫌いうんぬんなど吹き飛ばして、人の頭のなかを支配してしまうくらい、絶対的なパワーをもっているということを教えてくれた。
黒人たちの声
この魂がむき出しで計り知れないパワーをもち、それでいて気さくで心優しいこの声に、私は完全に参ってしまっているのかも知れない。それにしても、すごい声だ。白人と一緒に歌っているのを見るとよくわかる。声量というか強さというか、完全に桁が違う。またブルースなどにおける声の深さには、ものすごいものがある。とてもまねできそうもないギャップを感じたのは最近のことである。のどがぽっかり開いて地鳴りのようにず太い声が、さもしぜんにわき上がってくる。自分の声がこれからどうなっていくのか、未だ見えていない。この人たちのまねをすることは不可能であり、無意味でもあるような気がする。だが、私にとって歌いたいという欲求の核をなしているのがここにあるのは、真実のようだ。“彼らのようになりたい”。
村上進『想い出のシチリア』
最初に聞いた印象はよくなかった。いわゆる声楽的な気取った歌手だぐらいでしか聞けなかった。黒人のラフな歌声ばかり聞いていたのだから無理もない。
だが耳のトレーニングをすべく、先生が提示なさったヴォーカリストたちの作品を買い漁って惚れてしまった。歌にかけたその生きざまによるところも多分にあるが、日本人という立場でカンツォ-ネを吸収し、それを日本で表現し、さらに独自の世界を築いていこうとした姿勢は絶賛したい。この日本における数少ない本物。できることなら、生のお声が聞きたかった。もうあと2年、早く出会っていたなら…。
シャルルアズナヴール『ラ・ボエーム』
語るように歌う。だがこのメロディアスな流れはどういうことだ。日本語でこの人のように歌えたら本当に素晴らしいだろうと思う。しかも人間味溢れるこの声。一流の一言に尽きる。
私の心に与えた影響は非常に大きい。彼の代表曲である『ホワット・ア・ワンダフル・ワールド』は、私にとって宗教に近いものがある。名付けて“自然教”である。一言で言うなら、「あるがままを笑顔で受けとめる広大な心」とでもいったところだろうか。彼ほどその懐のバカデカさを感じさせる漢はいない。貧苦のどん底だった幼少時代、黒人差別の真っただ中にいながら、あの底無しの笑顔だ。メジャー調の明るい曲を本当に楽しそうに演奏しながら、そのトランペットの音色は泣いているのだから、全く恐れ入る。頭が上がらない。あの笑顔は、あらゆる苦しみを乗り越えて、それをすべて腹にため込んで、その上に乗っかっている笑顔だ。ただヘラヘラしているのとはわけが違う。
人はまさに愛する者を失おうとする瞬間、どうなるだろう。うろたえ、泣きわめき、とり乱すだろう。少なくともこの私なら、そうなるだろう。だが、ルイは違う。彼ならばきっと、その者の手を握り、いつもと変わらぬあの笑顔でニッコリ微笑んで「大丈夫。何も心配無い。」と一言、言ってくれるだろう。
“幸せとは、与えられるものではない。感じるものだ”と誰かが言った。つまり、結局は自分の心の有りようなのである。同じ事があっても「あぁ、幸せだなぁ」と思える人間と、「フン、こんなの当り前ダョ」と思う人間がいるのである。それなら前者の方が良いに決まっている。周りはもとより、自分が幸せになれるのだから当然である。
ルイの言葉と、そして何よりその真実の歌声が、私の心に教えてくれた事である。音楽の一番の素晴らしさ、それは人の心に触れる事ができる点である事をここに確信する。何より私自身、今までの人生の中で、音楽以上に深く私の心に触れてくれた人(物)を持たない、恥ずかしくも哀れな男なのだから。
人の心に触れる事はとても難しいと思う。冷たいコンクリートに囲まれた街で生まれ、テレビゲームをして遊んだこの私には、切にそう思われる。一番の親友と夜を語り明かしても、何も感じられなかったあの時を想い出す。
その時、私の心をとらえて離さなかったのは、ステレオから流れていた、ホリ-・コールの『コーリング・ユー』だった。もちろんこれは、一番悪いのは自分自身であり、その責任を逃れようなどとは毛頭思わないが、こんな人格破綻者に心の歌が歌えるのだろうか…。
私は音楽にずいぶん助けられてきた。いろんなものを失って…というと大げさだが、しかしそれに近い状態のときやもうダメだ、と思うとき、必ず心を動かされる曲、懐かしい曲、元気をくれるコンサートが目の前に現われてくれた。それなのに自分が調子がいいときになると「音楽なんてやってても役に立たない」とか「やっぱり好きじゃない」といろいろ自分に言い訳し、音楽そのものおよびそれに関係する人々や自分そのものも裏切ってきたように思う。私はときどき、音楽そのものに対して申し訳なく思う。本当に自分は心を込めて音楽をやってるのだろうか。やけになってないだろうか、暇つぶしの代償にしてないだろうか。ただの存在証明じゃないだろうか。たぶん答えは一生、わからないと思う。それより最後までやってみることが、その答えなのかもしれない。
「心をこめて音楽をやること」私のこれからの永遠の課題である。
「恋の季節」
1日中プレイヤーにしがみついているので親が怒って、こんなものにのめり込むものじゃない、と取り上げてしまった。きっとそのせいで、余計やめられなくなった気がするから、今は感謝すらしているくらいだが、私はまじめに天罰におびえながらも、親の目を盗んで家にあるレコードを聞きあさるようになった。そのなかでも一番聞いたのは、なぜか浪曲なのだ。「佐渡情話」というドロドロの悲恋物語を3~4年間くらいは聞き込んだと思う。飽きなかった。自分でもマネたくなり、語れるようになると誰かに聞いて欲しくなり、とりつかれたように機会を探して放課後、担任の前でやったことがある。おとなしい子供がとった行動に先生は驚いていたのだろうが、その反応は私を狂喜させた。存在を認めてもらうためにはこの手があったのか、とか思ったのかもしれない。でも私は委縮した子供だったのだ。歌っているときの気持ちや先生の拍手が与えてくれた喜びが大きい分、これはただのもの珍しさなのだと知るのはつらかった。ただ他の子が浪曲を知らないだけなんだ、と思い、私は自分に可能性を感じたりはしなかった。だから、どちらかというと、つらい思い出として残っている。
カルメンマキさんの「時には母のない子のように」
これがはやったとき、私は小さい子供だったが、実はこの歌が大嫌いだった。流れてくると耳を塞ぎ泣きベソをかいていた。自分を失いそうなくらい淋しく孤独な感じ。怖くていたたまれない気持ちだった。今思うと、あれが感動というものだったのかもしれないと思う。歌詞の意味など大してわかってもいなかったのに、押し寄せてきた何か。結局、今の私はその「何か」を求め、自分で生み出そうとしている。1度も自分で歌ったことはないが、耳のなかで鳴り出すと聞いてしまう。カルメンマキさんの生いたちは大人になってから知ったけれど、歌声にのって彼女の孤独な思いが聞く人たちとつながっていったんだろうと思った。私の体の一番置くにある歌かもしれない。
フレディマーキュリー追悼コンサートでのジョージ・マイケルの「Someone To Love」
本当に感動した。映像は衛星でちらっと観ただけだけど、たまたま久々にジョージのCDを借りたいなと思ってレンタルで借りたうちの一つだったけど、早速買ってしまった。この人の声は、つやと深みがハッキリしていて体の使い方の参考になるなと思いました。「One More Try」「Calling You」も、なかなかのものです。
フラメンコダンサーの“アントニオ・ガデス”
フラメンコを単なるショー的なもので終わらせてしまわぬよう、その世界を刷新したダンサーである。彼の踊りは内なる心から発せられるとても熱いものだ。彼が語ったことばの中で印象に残ったものを紹介する。“フラメンコの心は悲哀”“踊るときはまっすぐ前を見る 愛を受けるか身を守るか決めるときの顔である”“自分の愛を相手に注ぎ込むときの顔である”“かかとを打ち鳴らし、大地を揺り動かす執念と熱気がなければいけない。
ー
自分の犬に同じ名前をつけるほど好きだった。広瀬量平氏の曲と岩崎宏美の歌声が、あまりにもよくマッチしていたと思う。13歳:「シャドーボクサー」原田真二 はっきり言って私がピアノの弾き語りをしようと思ったのは、この人の登場であった。詞と曲に感動。
合唱曲「海の詩」
一番好きな合唱曲。現代音楽家と言われている広瀬氏の曲は難しかったが、メロディは覚えやすかった。みんなで音楽をやる合唱曲は独唱とは違う感動あり。このころから、好きな音楽は聞くのではなく、自ら演奏するものだという信念が芽生える。
「永遠の詩」ツェッペリン
ハードロックと出会ったころ。高校時代にありがちなことだが、この曲を文化祭で演奏してた男の子に恋をした。未だにこの曲がよかったのか、本人がよかったのかわからない。
「ホワイトシスター」TOTO
ピアノのバッキングに感動。自分でもコピーした
「フレンズ」レベッカ
女性の気持ちを歌った詞・曲に感動。オリジナル曲をつくり、バンドで演奏し始める。21歳:「リンダリンダ」ブルーハーツ ヴォーカルの生き方、詞と曲がマッチしていた。この頃パンクに凝り出した。自分にはできないのがくやしかった。
遠い音楽 ザバダック
「コーリングユー」(映画「バクダッドカフェ」)
映像と音がマッチしているものに感動し始めたころ。30歳:タブラトォーラ、ディープフォレストなど、現代プラス民族音楽的なものに魅かれている現在。
「Don't Stop Me Now」
フレディ・マーキュリー…好きな理由は、詞の内容とメロディと聞いたときに沸き上がる感情が、ここまで一致する歌はなかなかないからである。そしていうまでもなく、パワフルでかっこいい声! この曲を聞くと題名どおりに、ほんとに誰も私を止められないという感じで、全速力で走っても大丈夫だというぐらいに体に力がわいてくる。落ち込んだときにこれを聞いて元気を取り戻したことが何度かある。あーどうして、フレディはこんなに早く天に召されたのだろう…。
BON JOVIのNEVER SAY GOODBYE
よく聞いては、歌詞に関してはビデオクリップを見るまではよく知らなかった。でも初めて、映像でみたとき、歌詞がずっと心のなかに入り込んできてしまい、涙が急に溢れ出てきた。
「You and me and my best friend's. Hoping it would never end...」私はそんな友人を一人ももっていなかった。いつも一緒にいる子は互いに本心を隠していて、そんな自分も、そんな相手も嫌いだった。だから、この曲を聞いたとき、本当に友人が欲しいと思った。涙が出るくらいそう思えた。
「Lovin' on a Prayer」BON JOVI
私がハードロックを聞くきっかけになった曲。曲の全体がもつハードさが心をうきうきとさせた。サビのシャウトが体をゆさぶってきて、歌詞の内容はわからなくても、音の振動でわかる気がした。
「Alone」HEART
切なさとその切なさが爆発してシャウトする歌が心を打った。
「Never Say Goodby」BON JOVI
歌詞が好きだった。一人の友人に対して歌ったもので、そういう友人が欲しいと本当に思えた。
「Keeper of the Seven Keys」HELLOWEEN
10分を超える曲なのに飽きることなく聞けるのがすごいと思った。ヴォーカルの張りのある声に聞きほれていた。
「Rose of Pain」X
静と動、繊細さと激しさの両方が混じり合っていて、曲に対して非常に魅力を感じた。それぞれのパートが技術的にムリがあるようにも思えたが、それ以上に曲として方向がはっきりしていて、すごい…。
「Heaven''s Trail(No Way Out)」TESLA
ブルージーなギターとそれにのっかるふしぎなメロディラインが妙に気に入った。ビデオクリップでのヴォーカルがとても魅力的に思えた。
「Take on the world」JUDAS PREST
サビのコーラスが力強くて一緒に歌いたくなる曲。力強くパワーがある曲で、この曲を聞くと自分もパワーが出てくる気がした。
「One Step」PEARL
歌詞が好きだった。「明日」という特別な時間に希望をもとうと言い聞かせている歌詞が、自分の生き方とダブっして自分を勇気づけた。
「A Woman Left Lonely」JANIS JOPLIN
切ない歌と切なさが爆発した歌、ともに歌が心にしみてくる。どんなにシャウトしてもやるせない思いがたまらなく、心に入ってきた。
特にこれという曲はあげられないが、彼女の存在は私に大きく影響を及ぼした。
「I want to be a rock'in roller like you」と面と向かって言った私に、きらきらとした目で「そう思うなら、誰にも文句を言わせるな」と答えてくれた。
「Still of the Night」WHITESNAKE
曲全体に流れるうねりと、それにのっかる歌がセクシーなので、寒気がするくらいかっこいいと感じた。
「Just One Night」ERIC MARTIN
シャウトしても切なくて、聞いていて涙がこぼれてきていた。
「恋慕 KOI」喜多郎 胸をしめつけるような恋の曲。意外な楽器の組み合わせが一つの世界をつくりあげていて(ヴォイオリンと笛とピアノが入りまじっている)、音の組み合わせでこんなにも曲のもつ世界が広がるのかと、ため息が出てしまうくらいの曲。
もう好きで好きでしょうがなかったのが“歌”だったなー。やっぱり小さい頃はアイドル歌手の真似っこみたいに歌っていた。“私もこんな歌手になりたーい”と思って、頭のなかは一日中アイドル歌手の歌でいっぱいで、もうそのときは私もバカだったから、アイドルになったらこんな衣装を着てみよう! なんて考えていた。
いつものようにテレビを見ていたら、私にとって一大事が起こった!「渡辺美里」の登場である。彼女が「マイレボリューション」を歌い始めた途端、“この人みたいに歌ってみたい”“この人のことがもっと知りたい”と感じていた。今まで思っていた“アイドルになりたいなー”が一気に頭のなかから消えていた。もちろん“プロになりたい”と思った。そして、あれよあれよという間に年をとるにつれて、音楽の趣味も変わってきて、いろんなこともあって気がつけば、あの一大事から10年も経ってしまった。
ーーー
「VIEWS」という雑誌
三谷幸喜(※平成の近松とも言われる天才脚本家)や伊丹十三(※興行的にも作品的にも成功し続けている邦画界最大の鬼才監督)らのインタビューなど、いろいろと注目すべき記事の数ある。
この雑誌は、基本的には問題意識を持った記事が多くて、そのそれぞれに対して、よくぞ書いてくれました(感心)と思ったり、それらちょっとちゃうで(疑問)と思ったり、その他いろいろと思いながら読んでいます。
7月号だと、ワイドショーについては、弱きをくじき長いものに巻かれる体質や、あまりにも人のプライバシーを無視し過ぎるところは,僕もものすごくイヤだなと思っていたので感心したし、読売巨人軍の長嶋監督の常軌を逸した(笑)
オフレコ発言については、僕はアンチ巨人なのではある(関西人だからね)けれど、ミスターという人は天才(というか、いい意味で常識という尺度では計れない、うらやましい人)あと思っているので、そんなにムキになって批判することかな? と軽い疑問をもったりしたし、クルマに轢き殺される野性動物たちについては、はっきり言ってこのままだと人間が轢き殺されても、その屍体は動物同様、ゴミ扱いになる日も近いな(最悪の近未来サイエンス・フィクションですね)と、まあ、いろいろと思いながら読んでいます。
飛鳥涼「激白『日本ではすべてやり尽くした。めざすはアジア、そして世界だ』」
彼が一体何を言っているのか引用してみましょう。
「僕の歌い方は(ことばとことばの間を)引きずるように歌うでしょう。これは洋楽を日本語で歌うとこうなるっていう、僕の感覚なんです(笑)。たとえば、できあがったメロディをスキャットやでたらめな英語で歌うと、すごく洋楽っぽく聞こえるでしょう。ところが、日本語の歌詞をのせた途端に、その洋楽っぽいメロディは日本のメロディに変わってしまう。それはね、スキャットや英語と違って、ことばの間がブツ切りに聞こえてしまう日本語のひびきのせいだって思っているんです。だから、僕は日本語の間のブツ切りをなくそうと、できるだけ滑らかに歌うように心がけている。別に日本の音楽を否定しているわけじゃなく、もともと感じてる洋楽の気持ちよさに近づけるための表現方法なんです。それがアジアの人には日本の匂いを感じさせない、欧米スタイルの歌に聞こえているみたいですね。」
このASKAという人の示唆に富んだ発言、みなさんもピンときたでしょう。そう、これってちょっと研究所が入っているな、ということに!
特に「僕は日本語の間のブツ切りをなくそうと、できるだけ滑らかに歌うように心がけている」といったあたりは、ここでも、ことばを点と点のつながりとして考えるのではなく、一本の線として捉える(たとえば「青い」は「あ・お・い」ではなく、あくまでも「あおい」であるみたいな)イメージを大切に、といったようなことを言っているはずなので、だからASKAは、ここと大なり小なり相通じるものがあるんじゃないかな、と僕は思っています。
そしてそういう人が、アジアの人に受け入れられ、世界進出を目指そうとしているところに、僕はものすごく興味深いものを感じるのです(もちろんASKAの場合、優れたヴォーカリストというだけなく、優れたコンポーザーであるということも大きいのでしょうが)。
ディープパープルの「ライブ・イン・ジャパン」
ロックファンなら知らない人はいないであろう、ライブアルバムの名盤中の名盤ですが、この度めでたく「ライブ・イン・ジャパン」の完全盤3枚組が日本発売されました。HM/HRのルーツとしてパープル派かツェッペリン派か(もっと言えば、前者は様式美メタルの、後者はオルタネイティブ系のそれぞれルーツと言えると思いますが)と問われれば、僕は迷わずパープルと答えてた時期があったので、そんなちょっとしたパープルファンにはお勧めの3枚組だと思うし、自分はロック・ミュージシャンであると公言する人には、たとえばギターならリッチーブラックモアをベースならロジャーグローヴァー、ドラムならイアンペイスをキーボードならジョンロードを、そしてヴォーカルならイアンギラン(僕がパープル派であるのは、ツェッペリンナンバーよりも、パープルナンバーの方が熱くなれる(「ハイウエイスター」も「スピードキング」も、そして「スペーストラッキン」も最高です。
ただし、今では「ブラックドッグ」も「ロックンロール」もそして「俺の罪」も最高ですが)といったこともさることながら、ロバートプラントよりもギランの方が好き(特に、中音域の声がプラントよりも好き)だからというのもあります)を、とりあえず一度ぐらいは聞いて欲しいと思います。
はっきり言って「スモークオンザウォーター」の超有名なイントロでのリッチーは、中学生のギター少年でもやらないようなミスをしまくっている(これはわざとか?)し、まあ言ってしまえば、演奏はボロボロ(これは今だから言えることなのでしょう)ではあるのですが、それにも関わらず、このどこまでも狂暴なパワーを放っていた全盛期のパープルのライブパフォーマンスは、そういった演奏云々といったようなものを超越したとてつもなくスゴイの一語に尽きる演奏です。
もしも、この名盤をぜんぜん知らないというのであれば、通常盤の「ライブインジャパン」だけでも、最低おさえておきましょう。
「ジョーコッカーベスト」
ロック映像年鑑50'
ファッツドミノとフレンズ、
クイーンのライブ
TAKE6のニューアルバム「BROTHERS」
前作「JOIN THE BAND」の流れをくむアルバム(1~3作目の頃が好きだった私としては少しさみしい)。
長野にある善光寺
地下に300円払って入りました。真っ暗やみで本当に何も見えなくて、どんなに目を開いてもぱちぱちしても見えなくて、カベを手でさわりながら出口までたどりつきました。途中、どんな場所なのか不安になったとき「アーアーアーアーアー(ドミソミド)」と思わず発声練習をしてしまいました。自分の声がどんなふうにひびくかで、天井の高さや広さがわかる気がしてやりました。きっと狭いところだと思います。
シルクドゥソレイユの「アレグリア」
相変わらずのきたない顔とだみ声で、渋い歌を披露してくれた。
やはり“A Song for You”が一番よかった。誰が歌うよりも本物の“A Song for You”だった。
瀬間千恵
声がどうこうよりも、彼女の世界に周りのすべてが引き込まれていた。寺山修司とも精通していたらしく、みせる方も芝居がかかっていておもしろかった。なかでも「白い服」というピアフの精神病棟のことを歌った曲は彼女にぴったりで、右に出る人はいないと思う。
AKIKO
日本語と英語で歌う違いを感じています。
ゴスペルを聞いてみよう! とはじめて思った。
ブラザージョーメイ
聞いてみた。声のパワーに圧倒されてしまった。
トムジョーンズ
すごかった。
ー
相田みつお「感動とは感じて動くと書くんだな」
バレエの先生のことば「心で体を動かしなさい」
ダンスの友だちのことば「結局最後は精神力なんだよね。何にしても」
“Jean Carne”“Will Dowing”2人のブラックミュージシャンのアルバム
とても歌がうまくほれぼれしてしまう。2人のアルバムには、昨年自殺した“フィルスハイマン”に捧げると書かれていた。私もとても好きなアーティストでした。
「ときめき夢サウンド」シャンソン特集でのある日本人歌手の『バラ色の人生』
私の耳には美空ひばりのよりも雑に聞こえた。やっばり美空ひばりは偉大だったと改めて思った。
『三代目魚武濱田茂夫』さんの本
友だちに借りて読みました。おもしろすぎていつ吹き出すかわからないので、電車のなかでは読めません。自分をほめる作品しかつくらないというポリシーがあって「かっこよく生きるんだ」という思いだけで生きている人。とんでもない行動力には圧倒されます。私のつたない文章では伝えられないので、是非読んでいただきたい本です。
“Jean Carne”のニューアルバム
さすがにベテランで、とても歌がうまい。いままでのメジャーレーベルから、小さいマイナーレーベルからのリリースだった。最近のアメリカも、本当に歌のうまいミュージシャンを大切にしなくなって、若手のコーラスやラップグループに力を入れている。とても残念でならない。
「Date of Birth」の“ECHOES OF LOVE”
聞けば聞くほど詞の意味が深くていい曲です。
高田延彦の入場のテーマ曲、ロッキーⅣのサントラ収録の「トレーニング・モンテージュ」
死ぬほどカッコよく、ブッとんでしまう。すごくパワーが出る。前向きな気持ちで気合いを入れたいときにお勧め。
「邪馬台国の謎」つかこうへい
演劇を志す人に対して書かれた入門書。もっとガムシャラでタフで繊細でなければいけないなと思わせてくれるパワーがあった。「欠陥大百科」筒井康隆。知的でユーモラスなこの人のセンスには、改めて感動した。この人の作品は、先を読まずにいられなくなる。魔力があるかのようだ。
太く深いやさしくあたたかく、やわらかくと、たった一声でもいろんな表現ができそうなほど、よい声の持ち主。この間の渋谷公会堂のライブを観てきたが、涙が出るほどすばらしい。
「Through the Fire」「Can You Stop the Rain」
他、すばらしいアルバムがたくさんある。ライナーノーツに武道館を小さく感じさせる男と書いてあったが、それは本当に事実なのだろう。あのライブまでは「アラジン」「美女と野獣」の主題歌を歌っている人ぐらいにしか思っていなかったが、あのライブで完全に魅了されてしまった。
“ROSE”(JANIS JOPLIN)と“TINA”(TINA TURNER)
両方ともすごいパワーで感激!
「TVブロス」
この雑誌は、音楽の情報が多くてためになる。
「夜もヒッパレ」
ただのプロのカラオケ番組です。が、もち歌のイメージが強い歌手たちが、他人の歌をいろいろ工夫してこなすのが楽しい。
息の太さ、量の多さをとてもよく感じることができる。
手作りの不思議な楽器を売っている店で、のぞいただけで大変楽しい。たとえば「エレクトリック三味線」(しかもスティール弦の複弦3コース!)だの「ペダルトレモロシステム付ギター」だの。私は「花見用小三味線」を買った(全長20センチほど)。やっぱり音楽は、こういう遊び心がないとイケマセン。現在の邦楽にいちばん欠けているのが、こういうシャレッ気だと思う。
ビルヘイリー&HISコメッツの「ロックアラウンドザクロック」
お勧めです。ビルボード初のロックンロールヒットであるこの曲は、今聞いても新鮮な感動とノリがある。
映画「ネル」
ジョディフォスターの役者魂を見た。演技ではなく、本当に野生児ではないかと信じてしまいたくなるほど主人公のキャラクターと同化していた。役者というのは、カメラの前で演技しているとき、「自己」はどこへおいてくるのだろう。歌手もまた、舞台で歌っているとき、何を想うのだろう。僕はまだ人前で歌いながら、いろいろなことを考えてしまう。つまらない「自己」イメージが邪魔して歌の世界にどっぷり浸りきれない。とにかく「表現」について考えてみたいとき、このビデオはお勧めです。
安室奈美恵の曲を歌っていた。全く違う曲に聞こえた。高音になっても楽に声を出していて、そして独特の雰囲気、確かにそこにいるという存在感が感じられた。外人は本当に自然体。
コニーフランシス。
英語はもちろんですが、イタリア語、フランス語、日本語まで歌いこなす実力派の一人です。声はやや太めだが、どこかかわいらしさを感じさせるものがあります。
「ボズスキャッグス&デュアンオールマン」
私のなかではスウィートなイメージが強くてあまり聞かなかったボブスキャッグスだが、これを聞いてびっくり。激渋のナンバーが盛りだくさん。なかでもスライドギターの名手、デュアンオールマンがスライドをやっていない曲「ローン・ミー・ア・ダイム」この12分の吠えまくりの名曲にはまりまくっている。やっぱ、これだけ弾いちゃうと早死にするよなぁ…。
ナイルロジャースのJTスーパープロデューサーズ
武道館でライブをやり、その3日後のベーシストのバーナードエドワーズが亡くなりました。若いミュージシャンたちに多くの影響を与えてきたベーシストです。彼の最後の姿が見れるでしょう。
ジョージマイケル「older」
これは心がなごみます。
衛星第二木曜日深夜放送の「ソウルトレイン」
最高にGOODです。70年代のソウルミュージックにのせて“ソウルトレインダンサーズ”なる人たちが、ただひたすら踊っているのですが、この手の音楽に疎かった私にとっては、とても楽しいひとときなのです。
ジェームスブラウンとフレンズ
やっぱいいねぇ。
滝田栄さん
TVのトーク番組に出演していた。そのしゃべっている声、それを聞いただけで「あ、この人は帝国劇場の舞台で主役を演ずる人だ」、そう思った。
感動エクスプレス「根岸季衣アンデルシア一生懸命」
フラメンコは情熱で踊るもの。熱くなかったら形にならないし誰も見ない。フラメンコはアンダルシアの血、生活、歴史に根づいたものだと強く感じるし、人々の魂の叫びだ。根岸季衣は、素だったらどこにでもいそうな人だけど、コンセントレーションの高さが彼女をイイ女にしているし、舞台にあがると女優の華やぎと美しさを見せるのがやっぱりさすが。
TODO=RUNDGRENというアーティスト。
ポップスのセンスがよく、メロディラインがとてもきれいです。「Something/Anything」などがお勧め。
あんなにおもしろいまんがだとは思わなかった。とにかく元気が出てくる。精神的にスランプになりかかっていたのが、みごとに復活した。
ZUCCHERO
調子いい。
カートエリング、
こりゃ完ペキ、キれてるなと思った。
ニルソン
CMでも流れている「ウィズアウトユー」がとても好きだ。サビでシャウトがとても気持ちいい。自分もこんなシャウトができたらいいなぁと本当に思う。ライブでは見たことはないが、たぶんブチ切れているだろう。/グロリアエステファンの声がとても心地よい。彼女の歌は聞いていて疲れない。まるで清涼飲料水のようなさわやかな曲もあれば、ときには熱いビートにのった曲もあって、とても幅の広いヴォーカリストのような気がする。
杉並区中央図書館のレンタルCD
17000点もあって、そこいらのレンタルCD屋なんかよりもずっと、ジャズ、ブルースなどの品揃え豊富です。1回につき2枚しか借りられないけど「無料」ですから、何度も足を運べばいろんなCDを聞けます。あと、そこでLDも見られます。(
「ベイブ」
子ぶたが主人公の映画を見ました。ぶたの運命は「まるまる太って人間のお腹のなか」というのが今の世の中のしくみのようなものなんだけれども、この子ぶたは、自分の力でこの運命を変えてしまいました。やはり見てもらわないとこの感動は伝えられないのですが、とても感動しました。この映画を見てから、ぶたをというかトンカツなどを自分から進んで食べることができなくなってきました。
「自閉症だった私へ」(原題「NOBODY NOW HERE」)
ドナウィリアムズ著/新潮社。この本はすごくいいです。自分の感情とは何か? 本当の自分はどこにいるのか? 胸に迫ってくる本です。続編も出ました(「SOMEBODY SOMEWHERE」)。
NTVの朝の4時頃からやっている車のドライブの環境番組
見ていてとても心地よい。自分でドライブを実際にしているような気にさせてくれるのでお勧め。
「MAMA I WANT TO SING」
これを観に行ったシンガーを夢見る乙女4人の感想。1.私も頑張らなきゃ! 2.ひたすら感動、そして放心 3.イヤになった 4.歌うのやめよーか さて私は?
「MAMA I WANT TO SING」
観に行った。思ったより、心にこなかった。本物の教会に行った方が何倍も心にくるものがある。
「MAMA I WANT TO SING」
最終公演を観に行った。力強い声、軽やかな動き、リズム感のよさは言うまでもない。父親の神父が娘へ贈った歌のなかで「心に宿る夢を追いかけよう 夢をみることからすべては始まる」という日本語訳がとても好きだった。すべては始まっている、今はもう歩いている。立ち止まっている時間が長かった私には、とりあえず歩くことのできている今は幸せである。
CDに入っているものはバックも全てコーラスで、どのパートを彼女たちが歌っているのかわかりにくいのですが、ライブのオーケストラバックのものは、美しさ、緊迫感、スピード感、そして安定感があって、日本にもこんなにすばらしいシンガーがまだまだいるんだということを改めて感じました。
車のCMで流れてる誰が歌ってるのかはわからないけど“ロミオとジュリエット”、
誰かわかったら教えてください。
「ダンクガール」
サイバーパンク的なファッションとラジカルなイメージがいい勉強の素材となると思う。
ダイアンリーヴス
沖縄の三線
教則ビデオを見ながら練習していたが、やはり先生につきたいと思い探しはじめたが、なんと情報のとぼしいことよ! この国の音楽情報は、メジャーなことに関するものならいや味なくらいあふれているくせに、ちょっとマイナーなことに関しては、あきれるほどない。キューバのトレス(複弦3コースの小型ギター)を始めたときもそうだった。チューニング、つまり弦を何の音に合せるか…ということを知るだけで、1年近くかかった。キューバ大使館にまで電話したのに。今回も沖縄県事務所から県人会など、いろいろなところに電話しまくり、都内の沖縄料理店をうろつき、情報収集している。
クラシックコレクションの“ショパン”
最近、気に入って聞いている。歌と同じで、やはりピアノにも感情だとかそういうものが練り込まれていくのを感じる。歌に対する意識が強くなるほど、他の楽器も楽しめるようになったと思う。
STONP
強く生き生きとしたリズムは生命力だ(昨年来日したときも会報に出ましたが、見た人いるのかな…?)
素直に歌いたいという思いをかきたてられる。
世界のスケールを見せつけられる。