一流になるための真のヴォイストレーニング

福島英とブレスヴォイストレーニング研究所のレッスンアンソロジー

レッスン録  歌い方について 7891字  183

レッスン録  183

 

 

歌い方について 

 

 

イントロでは何をするのか

 

曲に入ってから歌い出しまでの間、この間に何をするかということを述べます。

その曲のイメージを作り、

スタンバイ体制を整える

これがイントロでの最も大切な役割だと思います。

 

ステージですと、MC (司会者)が歌の案内をして、歌い手がマイクの前に進み出る、

あるいはマイクを持ってお客さんの前に現われます。

聞き手は、そこで前もって歌い手の表情や立ち振る舞い、

そしてイントロから曲を予めイメージ、気分的に入りやすくするのです。

 

これを、ヴォーカルの場合は、初めて聞くお客さんにもわかるようにしなくてはいけないのですから、自分イコール歌の世界の代表者、語り部として登場するつもりになりましょう。

その心を整えなくてはいけないのです。

 

歌が始まっていきなり曲のなかに気持ちをいれ込むということは至難の業ですから、このイントロ部で、曲の情景、雰囲気、そしてリズム、呼吸、言葉を整えるということです。

これも、歌のなかの“ため”の部分とも言えるでしょう。

 

 

あがり症の克服

 

人前に立って自信のないものをやろうとすると、誰でもあがるものです。この2つが共に揃っているのがステージですから、あがらないほうがおかしいと思ってください。

プロの歌い手はもちろん、歴史的に名高いオペラ歌手や演奏家のなかにも、毎度、舞台であがるという人はたくさんいます。だから、あがること自体、防ごうとしなくてもよいと思えばよいでしょう。

 

しかし、彼らはなぜ、あがりながらも実力を発揮できるのか。それはケタ違いの練習量からくる自信が、少々あがってもそれをプラスに変えてしまうほどの力を持っているからだと言えるのではないでしょうか。

 

極度の緊張の中での1曲3分間。

仮にこの緊迫感がなければどうでしょう。何曲歌っても大して興奮もできず、歌い終わってもスーッともしないのではないでしょうか。

あがって全く力が出なくなってしまう、あるいは歌えなくなってしまうとしたら、それはあがったからではなく、あがることを恐れ、あがったら何もできなくなると思い込んでいるからです。

 

間違えたり恥をかくことを恐れる気持ち、よいところを見せようと気負う気持ちが、歌うことを純枠に楽しもうとする気持ちを邪魔しているのです。

歌に失敗したからといって、死ぬわけでもないし、自分の生涯が変わるわけでもない、だから楽しんでこようと撤したとき、あがってようがあがらなかろうが、よい歌が歌えると思います。

 

 

あがり防止法

 

次のようなことが、あがりを防止するのに有効だといわれています。

練習を積み、自信を持ってできるようにすること。

ステージを予め見ておくとか、他人の歌うときに一緒に歌っているつもりでリハーサルをやっておくこと。

お客さん一人に聞かせるようにする。

マイクのなか、あるいは自分に言い聞かせるように歌う。

よく、お客の顔を畑のなかの野菜だと思えと言われます。

 

手の平に人と書いて飲み込む。

 

震えがきたら、全身に一度力を入れて脱力する。

膝がガクガクするようなら、親指にしっかり力を入れてぐっと曲げる。あるいは膝の屈伸連動をしてみる。

 

深呼吸、または何回か大きく息を吐いてみる。

 

 

レパートリーをマスターする法 

 

カラオケをバックに詞の朗読 。

これは是非とも皆さんにやって欲しい方法です。時間がないときにも効果的なトレーニングです。

いきなり歌に入ると、どうしても言葉が流れてしまい、感情がうまく伝わらないことが多いものです。

 

歌いたくてたまらなくなるほど、その曲をバックに流しながら、いろいろな角度からその歌の詞を大きな声で情感込めて読んでみてください。 

このときには、ポーカーフェイスでやらないことです。

舞台の役者のように、その役になり切って大げさに表情をつけ、台詞だと思って読んでみてください。

これが、歌の心をつかんで表現していくために、早い方法のように思います。

 

 

イメージをふくらませる

 

本格的に歌の勉強をするのなら、詞のイメージをふくらますために、1年ぐらいは、次のような練習をするとよいでしょう。

詞のイメージを、その言葉からどんどんとふくらませていく。具体的にいろいろと想像していく。そして、そのイメージを抱いたまま何度も読む。

詞のイメージを絵に書いてみる。どんな絵でもよい。具体的に自分の思った通りに書いてみる。

詞のイメージを原稿用紙に2枚くらい書いてみる。

詞のイメージを漫画で書いてみる。 4コマ、8コマにしたり、ストーリー化してみてもよい。

こういう人生がこういう詞になったというようなものが望ましい。

 

好きなやり方で、何パターンかつくってみましょう。そのなかで気に入ったものを歌うときに使えばよいのです。これは、あなたが歌うのにとても強力な力を発揮します。

歌詞や曲を忘れたからといって曲集を見て思い出す人がいますが、本当に忘れてはいけないのは歌の心なのです。多くの人は、その心をつかまないまま歌っているので、訴えるものが出てこないのです。

 

たとえば、詞のなかに出てくる“あなた”。それに対して、どんなイメージをどのようにふくらませたか、それによってどんなストーリーが展開していくかということです。

“あなた”は何歳、どこで生まれ、何をしてきた人で、今どこにいて、何をしていて、まわりとの関係はどうであって、どんな顔をしていて、体格は、何を着ていて、どんなくせがあって、何が好物で、いつも何をしていて、何を聞いて、何を読んで、どういう生き方をしていて…。

想像力を働かせてください。

いくらでも大きくイメージをふくらませていくことができるでしょう。

 

 

歌の解釈について

 

歌をつくった人がどういう世界を描こうとしたのかを知ることです。

作詞家が詞に、作曲家が曲に凝縮した世界を、歌い手が自分の色をもって新たに広げて、観客に提示するわけです。

 

カラオケにおいてなら、あまりこだわらなくてもよいと思います。むしろ、自分の歌いやすいイメージでまとめて歌い上げていった方がよいでしょう。作詞家の意図にこだわりすぎると、自分に合ったものしか歌いにくくなるわけですから、カラオケの楽しみを奪ってしまいます。

ですから、リカバー (焼き直し)するつもりでやってみるとよいのではないでしょうか。

誰がつくったものであっても、自分の目の前にある曲を、今の自分の歌いたいように自分の持っている何かよいものを、それを通して表現していく、そういう気持ちでよいと思います。

 

 

人生体験と歌

 

今まで述べてきたような作業を何度もやっていると、そのうち初見の歌を歌うときにも、おのずとイメージが出てきて、知らずと歌の中にひとつの世界、その人なりの味のある世界ができてくるものです。

“手紙”というひとつの言葉も、いくつかの曲でイメージし、自分なりの“手紙”というイメージを深めて、その言葉から思い出せる世界をいくつか持っていると、初見の歌にそういう言葉があっても、すぐに歌にまとめあげることができるようになります。 

こういうことを繰り返してきたのがプロのヴォーカリストだといってもよいでしょう。 

 

人生の体験がないと本当の歌が歌えないなどということはありません。歌は、ドラマと同じく虚構の世界のなかでのリアリティが命です。

嘘でも未体験のことでも、それ以上の真実味をもって人の心に訴えることができればよいのです。

 

とはいえ、人生経験の豊かな人の方が具体的に想像力を働かせるのに長けていることが多いでしょう。歌うのに有利だというのも一理あります。

しかし、どんなに恋を重ね、人生の苦節を重ねてきても、それが歌という表現技術のなかで活かされていなくては、プロの歌としては価値がないのです。

 

そのためには、表現力、それを支える基本の声の力が必要なのです。

想像力、自分が相手(歌の主人公)の立場になり切ってその世界を表現できる力も大切です。

そこを間違えないでください。このイマジネーションの力が、それを他の人に伝わるように表現する力が、歌の力の大きな部分を占めるのです。

 

ですから、その人の見かけや性格によって、どの歌が合うかなどというのは、浅いレベルでの判断でしかありません。これは、その人がイメージし表現するのが得意な世界について、どの歌が合うかというところを見なくてはいけないのです。

たとえ10代の少女でも、老いた人生を歌い上げることができるし、逆も可能です。

だから歌 うことは素晴らしいのです。

 

 

全体の流れをつかむ 

 

メ ロディをじっくりと聞いてみましょう。楽譜を見ながら確認します。

わかりにくいところは何度も聞き返してみましょう。サビ、メリハリ、フレージング、それぞれに気をつけて聞いてみます。

リズムを聞くときはドラムかベースの音だけを聞くとよいでしょう。リズムを聞くくせをつけるとステージでも安心です。

そして、メロディを念頭において、もう一度詞を読んでみます。メリハリのつけ方などがはっきりとわかってくるのではないでしょうか。そこでブレスをどこにするかを決めます。

 

 

同じフレーズの繰り返し

 

歌詞は最小限必要限度のものを盛り込んでいます。同じ歌詞が繰り返されるのは、普通は避けます。

ですから、こういうときは、作詞に繰り返さなくてはいけない必要があったか、作曲のときメロディで繰り返しとなっていたかです。メロディが同じなら、それは、その言葉の語調や歌いやすさ、おもしろさなどを活かしたかったということが多いようです。

 同じフレーズが繰り返されているときは、原則、同じに歌います。しかし、同じように歌って流れることは避けることです。そういうときは、メリハリ、強弱などの変化をつけてみましょう。 

 

 

歌いたい歌の音域が広すぎる埸合 

 

歌の音域が広すぎるからといって、歌えないということではありません。

こういうときのテクニックをお教えしましょう。

歌は大体1オクターブと少々の音域を持っています。このときに楽譜をよく見てください。

一番下の音から一番上の音まで、一気に上がったり下がったりして、全ての音域を曲の始めから最後まで使っているような曲は、歌ではほぼ、ありません。

歌い出しの部分が低くて、少しずつ上がって、サビで最高音を使っているようなパターンのものが多いのです。

こういうときは、最高音に自分の一番上の声が出るようにキーを設定すればよいのです。

たとえば、低い音からミソドレミファソラと上がっていくときに、最初のミソは低すぎて出ないでしょう。その時に、ミソドをソソドとかソドドとか、あるいはドドドにして歌詞をつけてみてください。それほど違いは感じられません。

低いところの声は、語るように歌うわけですから、語りとして処理できるわけです。ミソドをドドドにすると、音域が狭くなるわけです。同じコードのなかなら抵抗なく歌いかえができることでしょう。

もちろん、女性なら裏声を、男性ならファルセットを使って原曲通りに歌うこともできますが、この方が簡単です。

 

 

 

 

歌のポイント 

 

 

いわゆる音痴について

 

音痴とは、音に慣れていない人のことです。 必ずしも耳が悪いわけではありません。高名な作曲家で指揮者も兼ねているほど耳のよい人でも、音大の試験に簡単な課題が歌えなくて落ちた人もいます。これは本当の音痴ではないのです。

いわゆる音痴というのは、単に声を出して音に合わせるトレーニングが不足しているだけと考えてもよいわけです。人間は誰しも 耳で理解できたからといって正しく歌えるわけではありません。歌える人は、必ず音と声を結びつける経験、つまりトレーニングを積んでいるのです。

ですから、音に慣れて、正しく声を音に合わせて出すというトレーニングをすれば、大体は解決します。さらに、相対音感のトレーニングやアイウエオの母音をしっかりと言うトレーニングをやれば充分でしょう。

何よりも慣れです。語学と同じように、毎日、新しい曲を1曲、聞いて自分の声でできるだけ大きな声で歌うようにするとよいでしょう。止むを得ないときは、小さな声でもよいですが、必ず自分の声を出すことが大切です。

世の中の音楽や声に関心を持って毎日を過ごしてください。

天性だけで歌えた人よりも、音痴に近いところから努力してきて、その価値を自ら創り出してきた人の中にも、すぐれたヴォーカルがいるのですから、気にすることはありません。

要は、歌という財産を手に入れるために、人の数倍の行動をするかどうかという ことです。

 

 

歌の中で音程が狂うとき 

 

まず自己診断してみましょう。どこでよく音が狂いますか。多くの人はブレス(息継ぎ)の前で狂います。これは、息の吸い方が充分でないために、音がうまくコントロールできなかったり息継ぎの方に頭がいってしまうためです。

長く音を伸ばすときに狂うのは、息継ぎで充分に息が入ってこなかったときが多いです。変にビブラートをかけようなどと考えても狂いやすくなります。

こぶしの後に狂うのは、正確な音をしっかりとつかんでから行なわないからです。こぶしが少々まわらなくても大きな支障はありませんが、その後の音は決まらないと失敗の原因となります。

音程のなかでは、ドーミ、ミーソの3度、ドーソの5度音程は、あまり狂わないようです。隣り合った音(ドーレ、レーミなど)も大丈夫でしょう。ですから、トレーニングをするならば4度音程(ドーファ)と半音階 (ドード 、レーレ…)を中心にすればよいでしょう。発声や呼吸のことを除けば、つまり、慣れていないだけのことです。

 

 

リズム感が出ないとぎ

 

リズミカルな曲でアップテンポなものは、曲の流れを生かすとよいでしょう。手や足でいくらバタバタとリズムを取っていても、歌の中に律動、つまりリズムが出てこなくては、聞いている人は乗れないものです。

メロディラインが中心の歌では、フレーズをどのように切るかということが大切です。また、アクセントのつけ方でリズム感が出ます。

語りからたたみ込んでいくような歌い方を必要とする曲は、“ため”を活かし、その後の音にちょっとアクセントを置くとよいでしょう。

1拍の音の中に3つの音の入る3連音符は、等間隔にスタッカー卜気味に歌います。感覚がどちらかに片寄って速くなりがちですので、あえてゆったりと音を切っていくようなイメージで処理するとよいでしょう。

演歌や歌謡曲で多いリズムは次のようなものです。

「ズン、チャ、ズン、チャ」 

「ズン、チャカ、チャチャ」

 「ズン、チャカ、チャカチャカ、チャッチャ」

 

 

ズリ上げズリ下げ、厳禁 

 

音程(正しくは、ピッチ、音高のこと)がきちんと決まらないように聞こえる原因のひとつに、ズリ上げ、ズリ下げといわれるものがあります。これは、初めの音にピタッと当てずに探ってとるやり方です。つまり、声を出しつつ、伴奏から正しい音を後追い的に当てているわけです。

カラオケではエコーがかかっているし、声の芯があいまいになるのであまり目立ちませんが、これがいつまでも歌の上達しない大きな原因になっていることが多いのです。

なぜなら、ヴォーカルは歌を自らリードしていかなくては、ノリが出ません。だらしなく聞こえます。プレーヤーと同じく、自分で正しい音にピタリと当てなくてはいけないのです。出した音からズリ上げたりズリ下げたりしていては、心地よく聞こえないのは、当然です。

どうしてもこのようになる人は、発声がきちんとできていないのです。あるいは音感が悪いときもあります。ごまかさずに勇気をもってはっきりと歌って、それを録音再生して正しくしていきましょう。特に低めに出してズリ上げるのは下手に聞こえるのです。

 

 

高いキーがよいとは限らない 

 

歌のうまい人には、目一杯、高くキーを上げる人がいます。高い声の方が、張りが出て乗りがよくなるように思うからです。

単に大きな声や高い声の方が、聞いている人によく届くという感じるのだと思います。

本当のことをいうと、無理に高くすると、歌のなかでの表現力が落ちます。言葉まで雑になり、本人だけが満足する結果となるわけです。生理的快感の追求でなら、いくら高くしてもよいでしょう。このときは、キーコントロールで下げて、1オクターブ上げて歌うなどという方法もあります。

しかし、高い声、大きい声による歌の押しつけは、聞きたくない人には迷惑極まりありません。TPOをよく考えましょう。心地よく聞こえるのは、がんばって歌った歌でなく、コントロールしてバランスのとれた歌です。

歌は、自分が最も確実にコントロールできる声域でしっかりと表現することが一番よく聞こえるのです。声がなんとか、その高さに届くというだけでキーを高くしないことです。

 

 

英詞の歌の発音

 

最近は、洋楽を歌う人も増えてきました。そこで気になる日本語英語の矯正法を述べておきましょう。

まず、口の形です。「アイウエオ」の口形をよく発声の本などで書いてありますが、日本語のアイウエオは、ほとんど負担なく語を発するのと同時にできてしまう音です。ですから、調音と表情をつけるための日本語の発音の口形練習は不要と思っています。アの口形をしないとアの音が出ないなどということはないのです。

英語などの歌唱の場合は、舌や唇をしっかりと使わなくては発音自体ができないし、声道も広くするのに喉を開けています。軟口蓋をあげ、舌を平らに保つわけです。日本人の歌と異なるので難しいのです。

これは、徹底的に発音クリニックの指導を受けて覚えていくしかありません。

 

H…ブレスを強くします。

W…[u]よりもさらに唇を突き出します。

Y…唇を横に引っ張ります。

N…下の先端部を上あごにつける(ナ行は下の中心部を上あごにつけている)。

  特にNIはヌィに近いようです。

  シナトラの“New York New York”は、「ヌィーヨーク、ヌィーヨーク」に聞こえませんか。

th…「ザ」よりも「ダ」に近い。 

 

 

しゃくり上げはよくない 

 

フェルマータのついたところなどで、よくしゃくり上げをする人がいます。音程をさぐっているようで耳ざわりなものです。これをすると、歌全体に未完成な感じを与えますし、プロでは使われていないと思います。ただ、日本人の歌手は、下から上へあがるときも降りるときもよくそうなります。歌が柔らかくなめらかで、日本人好みのムーディーな歌い方になるからでしょうか。

日本人の歌手は、昔から高音でも柔らかくかぶせたような歌い方をするのですが、私自身はあまり好みません。

 

 

ファルセットと裏声について 

 

ファルセットというのは、声帯全体による発声である地声に対して、声帯の一部を使う声です。

女性は、裏声で歌う方が多かったのですが、男性は、ときたま最高音域で使われた技巧的なものでした。しかし、最近は、男性でも多用されるようになりました。

参考としては、美空ひばり灰田勝彦、ウイリー沖山 

外国では、ヨーデル(スイス)、ハワイアン。ウエスタンソングにもみられます。

 

 

シンコペーション(切分音) 

 

リズムに変化をつけるために、強弱をずらす埸合があります。歌が単調にならないため によく使われます。体で覚えていくとだんだんと慣れていきます。

シンコペーションの規則 シンコペーションする場合を譜面で見ると、タイの記号がつくときと 強拍が休符になるときがあります。

 

 

風邪に注意

冬の練習でも、薄着にしてください。着替えを持ってくるなどして、外との温度調節を行ってください。

喉を使うヴォーカルは、ただでさえ風邪をひきやすいので、注意してください。