一流になるための真のヴォイストレーニング

福島英とブレスヴォイストレーニング研究所のレッスンアンソロジー

【気づきのヒント】 951

 

【気づきのヒント】 951

 

1.時空を超える

音楽が世代を切ったのは、対話を拒絶し、内での会話「自分たちだけに通じる」、「わかる人だけ、聞け」ということからである。アーティストも、聞き手も、そこで、CDをヘッドホンで聞くような、クローズされたもので満足している。ありきたりの声とはげましという癒し、自己弁護という自分の気持ちの代弁で、愛が世代も自分を突き抜けない。他へも働きかけない。そこを突き破らなくてはならないだろう。

 

2.現在のJ-POPS

ハイテク、複雑化、ことばのらない分を、音やリズムでカバーしている。

ことばの幼稚化で、聞いて感動する日本語が不在のままでは、ないか。

 

3.大人

すごい=凄味こそが、大人ということ、

かっこよいのは、若さしかない。

だから「今よりよくならない」と考えるのは、不幸。

そして、待てない、切る、結論を急ぐ。

人は、存在していて認められる。

その凄さでやっていくものー。

 

4.対話性

個人に訴えること。全体でなく、一人ひとりから変えること。

民主主義はプロセス(手続き)と忍耐力の集まり。

加担(エンゲージメン)すること。

関わりをもたないのは、逃げ。

海外へ、音楽へ。

現実の社会、風土、人間と絡む。

それが、“今”を生きること。

 

5.伝達性

聞くより歌うこと、歌わせる音楽が必要。

美空ひばりの歌は皆、歌った、届いた、聞いた人がまた歌う。そして、スタンダードに。

聞いてパワーをもらう、元気になるのでなく、自分のパワーを感じ、まわりに伝えていく。

そのきっかけにする。

常にきっかけになるのが、一流とよばれる。

 

6.自由

「立ち上がれ」といっても、その立ち方、プロセスが問題

群れとして待っている、「どっちでも決めた人に従う」という客は、洗脳されたに等しい。

最初から、立って、何が聞えても、踊ってしまう。

でも、この自由は、与えられたもの、獲得されたものでない。

短絡的、ファミズムの生まれる土壌。

「○○のために死ねるか」でなく、「○○のために生きられるか」と問うこと。

すると、いろんなことが導き出せる。

 

7.普遍性

誰に伝えるかという具体的イメージが必要。

特定性、誰かに対して、というもの、それが聞く人に共有される。

隣りの恋人ではなく、あり得るべき理想の恋人を歌うのが、歌だった。

 

 

(今月のことば)

シャンソン「枯葉」の原訳

「あなたと別れても あなたの魅力は変わらない」