一流になるための真のヴォイストレーニング

福島英とブレスヴォイストレーニング研究所のレッスンアンソロジー

「再会」ほか 971

「再会」ほか 971

 

 

 

「再会」

 

おてんとさまに

いつ

どこであっても

 

天国で会っても

まっすぐ顔をみて

笑ってすごせるような

今日を過ごそう

 

そういう街に

そういう人になろう

 

 

 

「あなた」

 

自分のやっていることが

小さくみえるほど

あなたが一所懸命

生きているのが

うれしい

 

 

 

「魂」

 

人に伝えつづけていたら伝わる

それは形ではなく、魂

魂に形がないのは、その証拠だ

いずれ、魂だけになる日のために

僕は、この魂を形にしてみよう―

 

 

 

「最高のものに触れること」

 

その造形と誕生

絵をうつすことに専念するのは

考えたストーリーを生かすため

そこに登場した人物が

生命を得て、自ら動き出す。

あとは、それを写しとめるだけでよい

 

 

 

「迷い」

 

入ってから迷っている

迷うのは自分

やるしかない、

声も迷うでしょう

人も迷うでしょう

自分も迷うでしょう

声も歌も音楽も

定まるものです 

あなたさえ定まれば―

 

 

 

「ALL」

 

すべてわたすのです 

切り売りしない

レッスンも

すべてです

一回完結

一回ですべて

 

 

 

「違う」

 

違う、

だから、表現する

 

 

 

「選ぶ」

 

うまくなる人には、うまくなる必要がある

やれる人には、やれる必要がある

 

うまくなってやれる人と、

やってうまくなる人がいる

 

うまくないのにやれる人もいるし

うまいのにやれない人もいる

 

やれるのにうまくない人

やれないのにうまい人

 

何がうまいのか、何がやれるのか

何を選ぶのか、何が優先するのか

 

あなたの人生で

 

 

 

「いつかは」

 

やがてそうなるいつかはくるか

やれていない

それを多くの人は、年齢やキャリアの違いのように思う

そして、「いつかは」と省みる

しかし「いつかは」決して、来ない

 

認められるのは、

あとかも知れないがやっているのは

今、なのです

20才でもその一日をどう創造するかなのです

 

長く生きたからって

よい作品がつくれますか

よい人脈ができますか

 

それはすべて今日

何をなしたかの実績につくものです。

 

 

 

「ステージ実習」

 

一夜づけで

ストーリーも

芸でもない

文化祭レベルの歌は 

やめる

 

 

 

「60人」

 

一人前が60人になれば

世の中が動く

一人前は一人で

動いても大丈夫

ここは

まだまだ半人前

 

 

 

「まあ、いいかしら」

 

昔は、歌にも

それぞれの夢のため、

愛を捨てた

故郷を捨てた

 

そんなテーマも多かった

 

今の歌には

ロマンも志もなくなった

身近ななかでの閉じた幸せ感

クローズしている

 

もっと大きな愛のために戦わずに

どこに表現があるのかと思う

 

なぜ、それを歌いあげなくてはいけないのかと思う。

豊かさが人間をこうまでだめにするとは

思いたくもないが

多くの、これまでの歌や歌に命かけて

生きた人に失礼な程度にしか

歌を考えられないうちは

歌えまい

 

歌を習いたいという風潮、ブームらしい

そう習いたいわけだ。

創ること、生きることなくして、習うことに何の意味があろう

あなたの歌が空っぽであると

証明されてしまう

 

うまくなりたいなら、一から学ぶことしかない

いや、一を学ぶことだ

 

まずは、空っぽと満タンの違いから

学んだらどうだろうか

 

「あなたの歌は、つまらない

あなたの歌は、あなたを裏切っている

それは、あなたが歌を裏切っているからだ

 

あなたは、あなたの歌をつまらないとは思っていない

だから、いつまでも、そのままだ

それは、あなたという人間がつまらないのではなく

あなたの歌がつまらないということ

 

一を学ぶとは、そういうことだ。

 

 

 

「あなたはやがて知るだろう―か」

 

その態度、その行動、自分の激情さえ

抑えられぬ人が

どうして声を扱えよう

 

それが空回り、フカしたまま、人生を終えてしまうこと―

それでは誰一人にも認められない

だって、ここでさえ目の前の人をくどけず

立ち去るのだから―

 

情熱とわがまま

素直と卑屈

自信とうぬぼれ気まぐれと傲慢

勇気と向こう見ず

やる気とひとりよがり

自分の考えと自分勝手

相手にしないのは

相手が大人だから

 

相手にされていないのを

相手にしないと強がっているだけ

本当の若さとただのバカ

 

いつか、わかる日がくるだろうか。

 

 

 

「幼さからの―脱却」

 

研究所のなかだけのことではないから

ここに来る人を責めるには値しまい

ただ、考えた方がよいから、述べておきたい。

 

何かことが起こるとすぐ切れる。

それが、若さの特権ならよい。

 

しかし、どこでも、世の中理不尽だ、

サラリーマンでも。

だからやめてやる、では何も問題は解決しない。

 

正攻法をとったらどうか。

たった一度の人生なのだから。

 

それは、そこで見返してやれる力をつける。

仕事だって生活だって、世は理不尽なことであふれている。

 

だから、あなたが問われる。

そこでの考え方、行動で、まわりはその人を判断する。

そのつみ重ねが人生。

ここをだめにするも、ここでだめになるも、

ここのせいではなくあなたしだい。

 

これは、どの世界、どこでも同じだ。

それにしても、できていないし、考えが足りない。

その“程度の低さ”をアピールするのは、なぜなのだろう。

 

今ではない過去のことや

他の権威や実ってもいない“努力”を

なぜ誇れるのだろう

 

それが、あなたの育った環境の問題で

気づけないなら、ここで学んで欲しい

 

そうでないと、何事もうまくいかずに10年たってしまう

歌うことがあり、歌わなければならない

それは何か

 

 

ーー

 

【気づきのヒント(1)】

 

音、耳は無防備、音から栄養をとり出す体験によって、感覚は磨かれます。

目を閉じて聞きましょう。

次に開けて聞きます。

 

目の開閉による違いを意識しましょう。

限界の音を聞いてみましょう。

動物の声を聞いてみましょう。

犬になりましょう。

 

ライオンの唸り声には、その胸郭と肺、内臓すべてがみえます。

そこで、「オレの存在をおまえに伝える」といいました。

聞える音を50、書き出してみましょう。

 

 

音に入り、出ること

ラジオ、テレビ、騒音、不快な音、聞く音に、生命がかかっています。

 

音そのものを聞いてから、組み合わせていきましょう。

外国語も虚心に、ことばの向こうにある意味を捉えましょう。

自分の話し声とその呼吸を聞きましょう。

 

音楽は目的をもってつくられます。

聞くことを学ばなくてはいけません。

聞くことを学ぶのは、忍耐もいります。

そして、分別のある聞き手になりましょう。

 

目を閉じ、額をリラックスさせます。

ましょう。

音は集団的あり、

かつ私的なものです。

音が時間をかけて空間に消えていく感覚を捉えましょう。

 

共鳴の現象を感じましょう。

人生と調和している感じさせてくれるまで。

音は、周期的振動、等間隔で振動します。すべての物質は、固有の振動数をもち、美の追求をするのです。