一流になるための真のヴォイストレーニング

福島英とブレスヴォイストレーニング研究所のレッスンアンソロジー

トレーナーレッスン 5945字 1045

トレーナーレッスン  1045

 

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【Q&A】

 

Q.支える体を使うということが、どうしても力を入れることになってしまう。

 

A.体の使い方があるリズム。力を入れる場所タイミング、スピードそれを見つける。MAXの瞬間にグッと力入る。バネのようにゴムのように体使う。

 

 

Q.胸鳴について、胸で押えつけてしまう。

 

A.声たての場所がある。そこをみつける。そこを息が通ると鳴るだけ。声帯はノドにあるがそこを意識すると、どうしても部分的になる。自分の体全体を響かすつもりで、ポイントを胸に持ってくる。時間をかけてゆっくりやるということ。柔軟や、リラックスにしても中途半端にやってやめてしまわないで、本当にわかるまで、じっくり取り組むこと。自分の体とむきあっていく。今日のレッスンでゴチャゴチャしていたものが少しシンプルに感じられた。今までのレッスンの意味を思い出しながら、もう一度ゆっくりじっくり自分の体と向き合っていきたい。頭で考えるのでなく体でゆっくり考えていく。方向、判断がはっきりできるようになるために、よく聞く。人のを聞く。今、まだこれでいいのかと聞きたくなる。イメージと感覚をしっかりとつかんで、質のあるトレーニングができるようになるまで、じっくりとつきあっていく。

 

 

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【トレーナーのレッスン報告】

 

殆どが、課題に入る前に、何度も最初の音を歌ってから入ったり、“あ、違うわ”といって途中で止まってしまいます。試験やオーディションなどでは一番の減点対象になるし、音楽としても、とても聞き苦しいので、とにかく歌い切ることをアドバイスしました。どの課題においても、伸ばす音符のあとの休符を無視して、拍の足りないまま歌っている人が多いです。3/4なら3/4のリズム感、テンポ感を感じながら歌えば、間違わないミスです。初見視唱課題は、少し曲調が変わる所で、音程がわからなくなります。また、強弱記号から、曲のサビ、盛り上げる部分などを理解できるようになって欲しい。聴音では、拍がずれて、小節のなかに音が5拍あったり、3拍あったりが目立ちました。

 

気持ちが先走りするタイプと気が動かないタイプ。動かしたいが、引っ込んでしまうというタイプで4者4様。構成のストーリー展開を位置関係や大きさでとらせると、方向が統一された。何かぶっきらぼうなのに、つくりが入ってしまう。音をよく聞かず、感覚を働かせようとしていないから。また、音そのものを正確にとろうという気がない。構成をとらせたら歌が聞こえてきた。少し練習させたら、かえってダメになった。全身を使って何かする。全身を使う感覚、腰中心の感覚が薄い。気持ちが体を動かすという感覚が少ない。いずれも頭で動かそうとしすぎ。

 

抜いてしまうクセ、声をしっかりとれないのが気になる。目をつぶってひたり気味なので、前を向いてどこかにぶつけるつもりで歌うように指導。フレーズも途切れるのでつなげる。

 

一つ一つのフレーズはしっかりしているが、全体の流れやフレーズどうしの関係が見えてこない。

曲の(詞ではなく)、ストーリーを理解し音楽のなかに入りこむこと。段取りが見えすぎ。

感じることを適当にしない。音楽曲の大きな流れのなかに入りこむ練習。

感覚一つで歌は変わる。その感覚を捉え、育てることが、一人では難しいのか。

自分のキーに転調できない。自分のとれる音で歌えないと練習して効果が出ない。

 

Canzone/Milva~Stan Seqnando il modolre Unchain My Heart/Ray Chailes~Unchain My Heart~一つの感覚で言葉を連ねる。音楽を感じる。一つの線にのせる。

リズムに対する言葉の入り方が難しかった。

 

Stan、stan sei stan seqnando、stan seqnando ilと少しずつ言葉を重ねていって線にする練習をした。少しずつ自然なグルーヴが出ていったが、全体的に多少キーが高め。声は胸でとれてない。

 

ほとんどの人が、すべての部分を全力でうたってしまっていて、メリハリに欠けている。声の大きさで精一杯で、音楽の方まで頭が回らないうようだ。前回聞いたときよりも、声がよくなっている人が多かったのには、ビックリ。

 

MAXの所で、力をいれっぱなしにする傾向がある。もっと柔軟に体を使う。

力を抜いて、ため息をつく。・全身の力を抜くことも覚える。

支える所と解放する所のバランスをとる。

舌が固い。そのため息や声をじゃまする。それとともに、のどの解放ができてない。寝起きですぐきたので調子が悪いという。そういうことを平然といえてしまう神経が信じられないが、いえばやろうとする気持ちはあるらしいので、持続していければよいが。

 

舌のストレッチと、発音のトレーニングで、舌を柔軟に保つ。力を抜いた所(解放している所)でひびく共鳴の声を探す。のどがビリビリ鳴る。息声を出しているというが、うわっつらだけで加工しているだけ。まったく体から息を吐こうとする意志が伝わってこない。

時間がない、場所がないと言い訳が多い。しまいには、足が痛いとかいう。何か向上心のようなものが見えない。悪い子ではなさそうなのだが。特に具体的なメニューはしないまま終わった。とりあえず、時間がないからトレーニングはできないというのは言い訳にすぎないことは伝えた。

プロになる気もないらしいので、本人がそれでよいなら仕方がない。こういう場合、どこを切り口としてアドバイスしていいのか困る。少しでも成長したいから、レッスンを受けようと思ってきているのではないか。

体と息が結びついていない。別々。舌が固い。あご、顔の筋肉も硬く、顔に振り回されている感じ。体の支えと解放のバランスをとること。

心構え。(これが不足している人が多い)やる気が感じられない。覇気がない。

悪い。できる、できないの前に、気持ちがなければどうしようもない。

 

のどにかかる。息が切れる。声帯に力が入る。

声帯が固いので、なめらかな息、声の線が動かされない。押しつける傾向がある。

力を抜いて波、円を描くつもりで、息を動かしてみる。(音程はつけない。しゃべることばの音程をつける。)声が伸びていく感覚を覚える。

歌のなかでは、声の線をコントロールしたり、声を集めたりすることはできているが、立体的な声を出すために、息をたくさん送り込むということが少し弱い。

調子が悪かったのか、出し方が違うのか、歌だと声が均一に出るのに、ヴォイスメニューで「ハイ」とかをやってみるとのどにかかってしまう。グループ効果と一人一人の気合がからまって大変よいグルーヴとハモリまでいけた。ほとんどの人がハモリもつられることなくできていた。音程のピッチもよい。

 

基本トレーニングを毎日コツコツと。ヴォリュームをかけることはできない。アクセントになってしまい、固い感じ。・気持ちは伝わってくる。体を外に支える感覚がわからない。息を押す感覚わかっていない。口先でいきを吐いている。体だけ細かく動かす傾向にある。あと、頭で考えてこねくりまわそうとするので、まず体を使って体で感覚をつかもうとしようとすること。

一つ一つていねいに、集中してこなすこと。細かいことにとらわれずに、とにかく同じことを何度もやっていくうちに体で覚える感覚を知ること。ただ、のぺ~っと歌っていたので、自分は、何を人に伝えたいと思っているのか、また、この曲から何を感じるのか、なぜ「時代」を選んだのかを、もう一度考えるようにと伝えた。聞かせどころがない。(というより、考えてない)ことばの発音が悪い。

にぶい。声ものどにかかっている。まず、体からことばを読むトレーニングをすること。ことばをいっているうちに、こみあげてくる何かしらの感情をとりだすこと。鼻やもどにかかったクセのある声。まず力を抜いて息を流すことから始めてみてはどうか。

 

自信なさそうにやらないで欲しい。元気さに欠ける。その詩をイメージにしてもう少し歌っていくこと。まだまだ細かい所への注意がたりない。今日は全体的に少しテンションが低い。

いちいちこちらがいわないと、そこまで直らない状態。何とか自分でしてもらいたいものです。少し変に考えすぎず、歌、音楽として受けとって欲しい。なぜ、そこまで息が難しいのか少し疑問。

少しずつ声の様子はよい方向にあるが。まだいきがダメ。苦しそうです。歌になると、いつもの感じになってしまう。感覚を変えて欲しい。

 

まずは、じっくり体でよく確認しながら行って欲しい。最初から手っ取り早くうまくはいかないということ。とにかく感覚を音楽の感覚にして欲しい。耳しっかりつくっていく。

 

③の人がほぼでしたが、はっきりいってやり方が手抜きで甘いということ。下手になるやり方ばかりを行っているということ。うまくなる方が不思議。一つのことのみばかりをやらない。自分のやり方を探す。受け取り方の問題。なぜうまくならないのか。(いつまでたっても)音楽、耳の感覚を変える。目的としては発声から歌へのつながり、使い分け、声の利用についてを主にしましたが、大半が練習のやり方や受け取り方に時間をとってしまった、という状態でした。

発声よりも、まずじっくり聞く。基本的な綿密さが欲しい。この辺のごくあたりまえのことが本当にできてないし、その段階でいくら発声をやっても難しいと思う。発声のときから雑にやらないこと。一つの音やポイントだけで発声しない。あくまで歌うことを最終的に考えていく。そのためのトレーニングということ。

いまいち発声の不器用さが目立つ。かといって発声がていねいかというとそうでもなく、すべて発声から歌への不器用さが、いけない意味で統一されてしまっている。不自然な感覚である。体、頭、少し固いように思う。

 

身につくやり方をとっていく。音、リズムに対して雑にとらないこと。テンション低い。沈んでいくフレーズを歌ってしまう。こちら側がコメントでいわれると、少しずつ戻ってくる様子。最初から出きたいものです。

 

口先で声をとってしまうクセがいまいち取れない。小さくまとめてしゃべることになれてしまっているのか。

 

全体的に変、というより普通にできることができていない様子。必要性を感じられない人もいる。

しまりなくダラダラしたり、棒のようになる取り方は何とかして欲しいもの。 

 

声、歌の感覚がバラバラの様子。そうでない人もいますが。まず普通レベルにできる人とできない人の差が、はっきり表れているということ。歌を専門にやらなくてもできる人がいる。レベルまで達しない人が見受けられる。

 

もう少し理屈ではなく、体の感覚、結果的にそうなっている状態を考えて欲しい。

一フレーズでもうまく歌えない状態が多い。どうしても発声が先に立ってしまう。息のコントロールをしていない。

 

今回の調課題のプリントなど、楽曲面では、一応音楽をする者として知っておくべきことをやっていますが、自分の歌に必要ないと自分で判断したり、頭のなかがゴチャゴチャしてしまったら、遠慮なくそれは切り捨てて欲しいこと。テキストは終了ということになりますが、家で何回も練習して歌うと、よい訓練になること。調性の課題プリントで、ヘ音記号が出てくると、調性まで変わってしまうと思っている。調は、調号と始まる主音で決まることを指導しました。テキスト課題などで、以前なら歌い通せたようなものに、ひっかかってしまうのが気になりました。

集中力のなさから来ているものだと思うのですが。

集中力のなさ。あともう少し、神経を使ったらまったく別のよいものになるからです。後はステージ実習の曲が気になるようでしたので、リハーサルをしましたが、歌詞の覚えにとわられていたので、歌に支障が出るようであれば、見たほうがよい。譜読みが苦手のようなので、レッスンの前に家で、ドレミを書いてくること。課題を歌う前に、テンポ感を自分でつくってから入ること。こちらに何拍子で、どういったテンポで歌っているかがわかるようにすること。

 

伴奏付視唱では、まだまだ音楽を組み立てるまではいかないので、とりあえずは、曲のだいたいの流れをつかんで行くことが大切だとアドバイスしました。プリントに関しては、理論ばかりにとらわれているので、如何に自分の歌に取り入れるのかを考えて欲しい。ミ-ラ、ド-ファの4度音程ができていないので、できない部分だけ音をつかむまで何度も繰り返し練習すること。

伸ばす音にも惑わされているので拍子をしっかり自分でカウントすること。伴奏付視唱で、イ短調ハ長調と思っていたので、長調短調の違いと、調号、調性の関係についてわかる範囲で。音は正確にとることができます。次は、もう一段階進んで練習すべきだと感じました。フレーズによってブレスをする位置が変わったり、ここで止まると、音楽の流れが止まるなど、こちらが指示を出さなければ、受身な面がとても多い。

 

すぐに注意すれば直ることが直りません。明らかに練習不足の生徒が多いように思いました。また、三連符の後にある八分音符を歌うのが、皆苦手なようです。どうしても待てず、速く歌ってしまう傾向があります。最初にした課題で修飾によく使われる半音階になっている部分がまったくできていないので主に、半音階を中心に指導しました。また、自信のなさから来ているのか、声がとても小さく、よく聞こえません。

間違ってもよいので、とにかくどんなときにもお腹から大きな声を出す。音を理論で考えて書こうとする人がいますが、ある程度の耳の訓練は必要です。あきらめず何度も音を聞いて感覚をつかむようにしてください。

 

リズムは、八分休符、八分音符が正確でなく、きちんと拍を認識して、打つようにすること。伴奏付視唱では、考えて歌うことができていない。ただ音符を読むのは誰でもできる。

曲の構成やサビを自分なりに何度か歌う中で、できるようにならなくてはいけない。リズムは、できる人とまったくできない人に分れたが、わからなかった所は、直すように自分で努力すること、など。

 

曲になっている課題に関しては、毎回、曲のつかみ方をいってきたつもりなのですが、強弱すらついていません。伴奏に合わせて、という感じです。リズムはW1とできがほとんど同じです。

しっかりと自分のテンポで同じ速度でリズムを刻むことが苦手。課題の実技をみていて、きちんとできる要素があるのに、照れ隠しや、自信のなさからか、よく途中で“あ、違う”といったりして、止まってしまうがよくあります。変な癖にならないよう、再度、注意しました。シンコペーション、十六分音符を覚えるように。