一流になるための真のヴォイストレーニング

福島英とブレスヴォイストレーニング研究所のレッスンアンソロジー

イベント2 アンケート感想 12372字 1059

イベント2  アンケート感想1059

【前期ライブ】

【関西秋季特別講座(勝田、福島、トレーナー)】

【体験効果談】

 関西ステージ実習 感想

 

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【前期ライブ】

 

<1>ライブステージについて

 

◇よかった人

Wさん:声も楽器もすみずみまで神経が行き届いていて、メリハリ・緊張があり、自分のものになっていた。Wさんのよさ、世界が出ていた。それから、Eさん。

2部:Nさん、Nさん、Kさん、Nさん、Hさん、Wさん、Iさん、Bさん

1部:Wさん、Sさん

Wさん、Eさん。

後半の人。そして最後の人。やっぱり違う。はっきり違う。

いろいろな意味で、よい人とふつうの人との差があると思った。

Iさん:顔色変えないで、一つひとつていねいに生きて、いつもと同じ。すごい人だなと思う。たくさんのこと飲み込んで。いつもそう思う。

Sさん:身を粉にして尽くしていたこと。たくさんのこと飲み込んで。「酒もってこい」を歌った男の人:素敵だった、色っぽくて。Iさん:柔らかい咲いたばかりの花のようだった。

Eさん:大輪の花が咲き、まわりに花々が咲き、小鳥もさえずる。「群集」を歌った人:すっくと、でもしなやかに咲く花のようだった。みんな自分で咲かせた。

Wさん、Wさん、Nさん、Sさん、Iさん:ステージの続きが見たいと思った。

Nさん:彼一人にもっていかれた気がする。

“Time after time”を歌った人:あのリラックス感を私も欲しい。

Kさん「市川で逢おう」を歌った人

Nさん、Kさん「守ってあげたい」

Nさん、Nさん、Kさん

Tさんの課題曲:一つひとつのフレーズに努力が感じられた。

Nさん:プロ

ユーミンの曲をギターで弾き語りした人とOさん。

Iくんは発声がよくなったと思う。

 

◇ステージで印象に残った人(理由)

Sさんの「酒もってこい」は背筋にぞわっときた。夫と妻が見えるようだった。

Nさん、Nさん(歌で感動したから)

大トリ男性、Kさん:MCで笑わせることって難しいと思うのに、手をたたいて笑ってしまったし、課題曲が終って、次のMCに入るとき、ワクワクした。期待を裏切らなかったし、こういう人に花道が開かれるんだと実感しました。

声に関して、CDを聞いているかと思ったくらい、はっきりいってビビリました。ギターもいい味を出していたと思います。私は初めて、この方の歌、ステージを見ましたが、感動して、まわりの音楽やっている人にいいまくりました。落ち着いていたし、彼の時間、空間になっていたと思います。

一番手の人とWさん:衣装がスゴかったので。

Sさん:表現したいことが伝わってきた。

Iさん:迫力があった。

Iさん:歌に入っていたから。

Nさん:コメントもさることながら、歌がよかったから。

Sさん:リズムと呼吸・ことばが(自由曲の方)合っていて気持ちよかった。

「守ってあげたい」関西の人:自分の呼吸だった。

Nさん:最後に“バン”と弦をたたいて、そのままの余韻で終って欲しかった。ポロロンとつけずに。そっちの方がもっとグッときた。

Nさん、大トリだった人:マイクがよかったので、そのあとしっかり聞かされてしまった。ステージとして見せてくれたと思う。

No.1番ランジェリー姿で出てきた女の人:いい悪いは別にして、頭に焼きついた。よくいえば、自分の武器を惜しげもなく出せてしまう人だった。

Oさん:「衣装」もステーングでは大切だなと思いました。

Nさん:自分の世界をしっかりもっていると思った。

Nさん、Sさん

Nさん:声をしっかりと使うと、あんなに盛り上がるのかと思った。

Nさん:自然体で見ていてすがすがしくて心地よかった。2曲ともハイレベルで作品”とはこういうものかと感じた。

Kさん:言葉が飛び込んできた。

Iさんの表情が印象に残りました。

Aさんのやさしさが伝わってきました。

Nさん:自分をしっかりと出した時点で、価値や人に何かを起こすことのできるということのすごさ、計算しつくし、研ぎすまされていながら、あざとさも巧みさも前に出ず、それを音の世界にしていたこと

Nさん:MCから曲にもっていくの上手。ステージやっているナという感じ。慣れている。

Eさん:ゆっくり歌っててもスピード感がある。客側に迫ってくるパワーがあった。

こうして見てみると、自分のなかでのみ回っているものと、前へ問いかけてくる表現の違いがよくわかった。

 

「半年で1、次の半年で2、次の半年で3、次の半年で4修得すれば、2年間で10修得できる」との言葉を噛みしめた。最初の半年で1修得できていないと思った。もっと貪欲に吸収しなければならないと実感した。

 

印象に残っている人は、皆その人の顔が頭に浮かぶ。そしてその人はステージに出てきたときから、顔でこちら側に伝えてきていた。その人は声があるとかないとか、技術とかは、あまりこちらの意識にのぼらせない。確かに「この人はいつも安定した力を見せるんだろうな」という人のその技術を支える努力も想像を超えているだろう。安定した力を毎回出すのは、ものすごいことだろうと思う。でも、今の自分は、そういうことで感動できないし、見ておもしろいかどうかのお客さん気分だから、どうしても、そういう次元で見てしまう。このことが自分の努力不足と音と関わろうとする熱意のなさからくることは明白。その人がどういうことを声でやっているのかを感じ取れるようになりたい。他の人には見えることが自分に見えないのはいやだ。

 

全体の感想としては、前に提出したライブ感想の通りですが、伴奏について少し書きたいと思います。今回のライブでのピアノ伴奏の存在はかなり大きかったように感じました。とにかく、あのリズム感とテクニックはインパクトがありました。歌が主役のライブなのに、ピアノが完全に歌を食っている場面が多々見られました。あれだけのリズム感と音感(表現力)があれば少々声などなくとも、ピアノに食われているような歌よりはよほどいい歌が歌えるのではないかと思ってしまいます。

「主役不在のライブ」といわれて「いいや、私が主役だったといい切れる人は何人いるだろうか。仮にこれが一流のヴォーカリストのライブだったら、皆が口をそろえて「オレが主役だった」といい切るだろう。そしてそういえるだけのものをステージで出すだろう。

 

これだけ自称ヴォーカリストが揃っていながら、歌も歌わず、2言、3言コメントするためだけにステージに上がった福島英ひとりの存在にさえ勝てないでいるなら、どこへ行っても主役などあり得ない。(もちろん、大変意味の有るコメントだが)

なぜ、そうなってしまうのか。答えは簡単である。福島英(呼び捨てですいません)は歌で勝負していると思っている私たちよりもはるかに深いところで、人間として勝負しているからである。つまり、歌があって、人間がいるのではなく、人間がいて初めて歌が生まれるということだ。

 

We are the world」のメーキングビデオがある。あそこに出てくるアーティストのなかで誰が主役などと決めることができるだろうか。(もちろん好みはある)どこへ行っても絶対に主役をはってきた人間だけが集まっているからこそ、全員が主役でいられる。だからこそ、世界を変えてしまうのような、とてつもないパワーが生まれるのだろう。彼らの存在感はリズム感がいいとか、音程がてれているというようなこととは、まったく違う次元のものであることは素人でもわかる。人間の大きさが違う。それが声というものを通じて多くの人に伝わるから、歌として存在することができる。ということは、人間の大きさがそのまま歌に現れるということになる。

なんと恐ろしいことだろうか。歌は人間をありのままに写し出す鏡のようなものであると私は思う。本質を写し出すという意味では鏡より正直かもしれない。誰もが毎朝出かける前に鏡を見るのと同じように、ヴォーカリストなら歌のなかで自分というものを常に見つめ続けていなければならない。結局、歌が主役のライブで自分が主役になるということは、人間の存在として主役であるということだ。これはすごいことだけど、一流になるつもりなら、あたりまえだろう。アマチュアの世界にいる人間が一流をめざすのだから、そこにいる限りいつでも、どこへいってもまわりの人間に「お前が主役だった」といわせてしまう実力と、常に「オレこそが主役だ」といい切れる自信があって、それでやっとスタートラインだ。私はまだ、スタートラインに立っていない。

 

あんなにたくさんの人の歌を聞く機会は、そうないので、いろんなタイプの歌、ステージを見て、すごく勉強になった。考えて、反省させられた。ここにも、いろんなカラーを、もった才能が見えかくれしている。あぁ、こんなにもいろんな人たちがいるんだとうれしく思った。なかなかおもしろいライブだったと思う。

 

 

 

 

 

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【関西秋季特別講座(勝田、福島、トレーナー)】感想

 

 

<1>学んだこと

 

人間は光を出す性質をもつ。外国ではオーラと呼ばれる。オーディションでは光が出ているかいないかで、まず、一次的な選考を行なうという。何か明るい人間とか、雰囲気とかいったものは、まあ多分にはそうかもしれないが、その人間の生得的なもののように思われがちだ。役者を見ればわかるように、すべてが美男美女というものでもない。ではどうして彼らは役者たりえるのか。それは華があるからなのだが、華は意識して開発してゆくことができるのである。 

 

先生の歩んできた道、人生がまさににじみ出ている話し方で、温かいけど厳しい目をされていて、人前に出るとこうもさらけ出されてしまうのかと感じました。

 

“華”というのは、きれいな人、または華やかな人がもっているものと思っていたが、自分次第でもてるようになるとわかった。

 

ゼスチャーと話を噛み合わせるのはむずかしいと感じた。

練習、練習、こんなにも手の動きひとつで変わるとは“手からことばが出る”いいことばだ。

 

自分の人間としての在り方が問われているような気がしました。レッスンの課題というのはもちろんありますが、それをどう生かし、どう表現し、人前に出せるようにするのか、その力が常に問われているような気がしました。 

 

数ヵ月前ぐらいから、ことばのトレーニングの必要性というものを感じ初め、ステージ実習やライブ実習でもまず、音をつける前にことばでチェックすることをやっています。ただ、そのときのやろうとしていたことは今回のような深いものではなく、ことばでひっかかっているところで歌うということが難しいんじゃないのかというように思い、どれだけ歌詞をひっかからずに出せるかということ、どのことばがだめで、どれがOKなのかというのを知りたかったからである。それまで、ことばに対しては正直、ほとんど何もしていなかった。しかし、こどばでつまるところがあるということは、前から気になっていたから、ほっておくわけにはいかないので、きちんと確認することを試みました。で、今回のことだが、出るとか出ないとかの問題ではない。音よりもまじ、ことばで、それもセリフだてた言い回しではなく、原点に戻ることから。余計な感情、クセを取り外し、そのことばを普通にストレートに人に話すときの感覚を取り出すというものだった。

初め何をどうすればいいのか、よくわからなかった(今も定かではない)。普段話している感じで出す。普通に人にそのことばを話すときの感覚でまず出してみるというのは正直よくわからない。人間、普通にしろとか、いつもの感じとかいわれると、かえって不しぜんになったりしてしまうはずです。

でも、しぜんなときに出た声がベストであるわけだから。やはりそこから出発するしかないのだろう。回していくなかで、一人ひとりの声を注意して聞いたが、どうしてもこれまでの感覚(声の大きさ、明瞭さ、感情、メリハリがあるないという点)でチェックしてしまう。普通にというのは遊びやスポーツで無意識のなか、出してきた声を取り出せということなのか。しぜんと生活のなかから出てきた声、それが原点の声。ことばからというのは、こんな段階からのことを指していたんだ。

 

私はことばのトレーニングというのは①大きな声②のどにかからず③メリハリ(感情)ばかりを気にしてやってきたけど、もっともっと手前からやる必要があると感じました。勿論、最終的には①~③はクリアすべきものです。結局は可能性のためにやるのだろう。そのためには、本当に入り口のところからやらないことには、それが出てこず、先への広がりがあまりのぞめない。

 

 

<2>講座全体について 印象に残った内容と感想、印象に残ったこと/人(どの回で)

 

S1&S3(トレーナー特別)音、歌の世界に入って動かすのはどういうことか。大変だと感じた。

K4(勝田初級2)未来の自分をイメージして、表現したことは現実にしないと。

S3 Fさんの表現は、自分を失わず、飾らず、わざとらしくない。

K4 Nさんの表現はとてもよかったし、おもしろかった。

Tくん:素直に生きているという印象を受けた。

 

 

<3>自分にとって

 

1.今回の講座の成果

もう人前であいさつするのが怖くない。“花”を出して街を歩くと人が見る。

 

テーマとしては、どのレベルのひとにでも課せるものであると思うし、永遠の課題ともなりうるので自分のなかでは完成はできなかったが、ことばのしぜんさについて、それを音楽にまで高めるプロセスについての基本的なやり方を学んだ。

 

人生は一瞬の連続であるということ。このことばの本当の意味を理解しない限り、人生も表現もない。

 

頭のなかでシュミレーションすることはとても大事であると思いました。立つ前~表現~終わりまでどうもっていくかということをしっかりとイメージができていないと、間違いなくつっかかってしまう。一つの流れをつくれない。思いつきでポンとやれるほど、人前は甘くないと思いました。あと、前回も思っていたのですが、今回、さらに歌との結びつきを感じました。このアンケートにもレッスンなどでいわれてたり、自分でも感じていることをいくつも書き出している。やっぱり共通なんですね。

 

 

2.先生から学んだこと

勝田先生:それぞれの人に対しての見れている度合いの差を感じました。私が何も気にとめていない部分を評価していることがいくつかありました。自分は一つの(せいぜい2つ3つ)観点からしか人の表現を見れていないことを思い知らされました。どこか明るく、ある程度のおもしろみもあり、間違えることなくはっきりとしていて、元気があればよいというような点を中心に見ていました。しかし、見るべき点はそんなことだけじゃなく、もっと他にもあるんだということを教えていただきました。一人ひとりのどんな些細なことば、視線、ジェスチャー、表情、間であっても見逃すことなく評されていました。やはり、どんな世界であれ、第一線で何十年もやってきた人というのは、集中力がずば抜けているというのを感じました。

 

福島先生:また、さらに差を感じました。その差というのは、いくら声が出るようになっても縮まらない。しかし、声が出なくても、感覚・耳が変われば近づけると思いました。この差は、結局、日々どこまで求めているか、どうしたいんだ、どうなりたいんだ、自分とプロとの差を縮めるにはどれだけ基本に戻って深くやれるかしか術はないはずです。少しずつ基本の必要性を感じ戻っていっているがまだまだです。これはわかっているかどうかというのも大きいが、深いところまで自身が求めているのかどうか、それがないとそこまで戻ってやることはできないと感じました。自分が求めているかどうか、求めれば見えてくるはず。

 

トレーナー : 追求する姿勢(と、それなくしては間のびした聞けないものになること)。

 

 

3.仲間(参加者)から学んだこと

 

緊張すると、聞き手にすぐ伝わってしまう。

聞き手にしてみれば、「そんなに緊張することないのに」と思うので、1対1で話すぐらいの気持ちでよいのではないかと思う。

 

裸であるということが大切である。飾らないことが何より難しい。

 

間違えず、つっかからずにいえたからといって、OKではないんだと思いました。

ハラハラするなかにも照れくさそうにしているなかにも、何かを感じることができるんですね。

なぜなら、その状態のときは、素の自分が出ているからだと思います。

 

自分には考えつかない、あるいは、ない観点から切り出してくるというのはとても新鮮であり、「こういうのもあるんだ」ということを知ることができました。

 

本当に、千差万別、十人十色。固定観念はいけません。

 

 

4.今後また参加するとしたら、自分にとっての課題

 

いきなり与えられた課題に対して、ノリよく、すぐに反応できること。

 

前回もそうだったけど、「あそこで、ああすべきだった」とか「ああいえば、わかったはずなのに」というのがあり、その反省を踏まえた上で、今回、臨んだわけですが、前回の反省点はいくつかクリアできていたが、また、今回も終ったあと、いくつかの問題点がでてきたので、次回はそれらをクリアできるようにしたい。

 

もっと本当の自分のところを出せるようにしたいです。

 

まだまだ、構えている。あと、こじんまりせずに失敗してもよいから思いっきり取り組みたいと思います。

 

 

<4>その他 感想

 

自分に投資することの大切さがわかった。

わざわざ遠いところへ行くことの素晴らしさがわかった。改めて。

 

とりあえず、人前で、話したりすることがそれほど、怖くなくなった。

自信をもって笑顔でやれば何も怖くないと思う。

変かもしれないが、ステージ実習でもオーディションでも実践して、早く習得したい。

 

普段から顔を横に広げて、華のあるフォームで生活しようと思う。

「笑う門には福来る」ということばがもともと好きだったので、これでばっちりと思う。

 

とてもよい、貴重な時間を有効に使えなかった自分への反省でいっぱいです。せっかく、時間やお金を使ってやっているのだから、この講座の大切さ。いや、日々のトレーニング、ここでの通常レッスンの大切さ、貴重さをもっと体でわからなければいけないと感じました。

 

そのとき、その瞬間を大事に生きなければ、やっていることも活きてこない。

ここで何かをやっている意味を改めて考えました。

反省のみで終わらせないようにします。

 

 

 

勝田先生へのメッセージ

 

レクチャーというから、ただ、聞く、学ぶのみと思っていたが、実際に体験することで、体でも学べたのがよかったです。ヴォーカルだけでなく、人生全てに通用することを学べ、これから意識し、磨き、花を咲かせてゆくことができるかと思うと、とても参加したことがよかったと感じます。

 

百戦錬磨だなぁ。次から次へと“この場合はこうしましょう”“この場合はこうした方がいいです”とアドバイスが飛んでくるごとに先生はプロだ。あたりまえだし、こんなことを私がいうのも失礼かもしれませんが、素直にそう感じました。これからも講座に参加して、もっともっと吸収したいです。

 

 

 

 

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【体験効果談】

 

1.研究所について

研究所に頼るわけではないが、やはり先生のレッスンや本を通して感じることは、日本と世界のレベルの絶望的ともいえる差。これを克服していくためにも研究所は必要であり、これまで通り、いやそれ以上に厳しい目をもって存在し続けて欲しい。ずいぶんとよい環境のなかで(スタジオ、etc.)レッスンができることをすばらしく感じる。

 

声のパワーと魅力をもつヴォーカリストをめざす人にとって、日本てはその点に厳しい基準をおいているところは少ないと思うので、そこにこだわりたい人にとって貴重な場であると思う。「研究所」であり「学校」ではないことは、自分も含めて塾生はもっと認識するべき。

何か決まったことを教えてもらえ、結果が出るという考えはこわい。研究している人同志が材料を出し合い、知恵を出し合う場があり、誰かがいっていたように、その場の家賃として出資していると考えた上で利用すべき。

 

ここは、やはり他の音楽スクールなどではやっていないことを、深く深めていけるところだと思うし、それがおもしろいと思えば、その人なりに自分をどんどん磨いていけるところ。まずは発声や体づくり、声づくりのことに集中する時期もあったりして、歌とは離れますが、またそういうことを通じて自分のことを知っていくところ。

 

結局、“歌えるようになる”というのを簡単にいうと、人に対して何らかの働きかけをすることのできるエネルギーを歌や人間レベルのところでもつようになるというような気がしている。だから声などを通じて、聞く人が「明日もがんばろう」とかを感じるならば、それはそれで条件があるということで、そういうものを各個人がそれぞれに深めていける場所。

 

プロのヴォーカリストになるために必要なことを学ぶことができ、それを確実に身につけることができるところ。本で紹介されている内容を実際により深く学び、体験できるところ。ヴォーカルのレベルを上げ、世界に通用するレベルというものを打ち出すところ。

 

とてもよいと思うし、大好きだ。

 

研究所の考え方はすごく好きで、特に何かを強制しないこと。自分で考えて見つけてやる。すべてがシンプルで、できることからやればよい。できないことはこれからできるようにすればよいだけ。いわれてみるとその通りで、だけど一人ではなかなか気づかないこと、できないことが盛りだくさん。出会えて本当によかったと思っています。

 

どうしてもどうしても声で何かを強く伝えたい。確実に的確に伝えたいと思うものがその声を育てるために修業できる、または修業する材料を手に入れられる場所。システムも立地もとてもよいと思う。

どうか世界のレベルでの基準で判断するこの方針と、それがさらに高まっていったらよい。

 

 

 

2.レッスン内容について

 

日頃からいわれているイマジネーションの世界。それを引き出す1フレーズからできなければならないということを考え、感じると、レッスンでのフレーズ回しは重要。

ステージ実習、W検、ライブ実習、ライブ、鑑賞も、感覚を変えていくためには最低限、必要なものと感じる。

 

ヴォーカリストとしての体と耳を鍛えるという意味で、鑑賞は欠かせないと思う。

 

ほとんど曲に対して自分でくみとって、それを自分なりに出していかなければ成り立たず、自分のなかで回って終わるときもあるし、きとんちくみとれるときもあるという。まだ安定していないが。でもやはりキャリアのある人のなかで、それを聞きながらやるというのは大きなメリットで、自分との差がわかってしまう。

 

自分のものを出すこと、それがあたりまえになればよいと自分では思っているが。他の人は迷惑しているかもしれない。そういう自分なりのものが出せるようになると「歌い出しフレーズ特集」や「ここのもっていき方研究」など、アプローチやアイデアのことをやっても成り立つと思うが、フレーズをこねくりまわしただけのようになってしまうと意味がないので、まず優先すべきことは自分のフレーズが出ることがあたりまえになること。

 

ステージ実習やライブ実習などステージの機会があり、いつもある程度の安定したレベルを出す人が数人いることもわかりました。しかし、まだまだ音に対する感覚が偏りすぎていて、自身の得意とする曲調を選択しすぎているように感じました。だから、それ以外のものを与えられたときの反応が、それらとは差があるように思いました。やはり、それは聞いているようで、実は本質のところを聞けていないからなのでしょう。そのためには、いろんなジャンルのものを深く、多く聞くことが不可欠だと思いました。だからレッスンの半分の時間を使ってもよいから、感覚を強化するために聞く時間が欲しい。

 

各トレーナーの特徴がよく出ているレッスンで、それを感じとれていない自分がいるだけで、とてもよい貴重な時間があることに感謝している。毎月、本一冊分にもなるトレーニングについての会報の作成など、本当によくしていただいてありがたい。

 

たくさんのことを感じとれる環境にいて、このシステムは、レッスン生にとってはありがたい限り。ステージ実習、ライブ実習、W検は定期的にこれからも続けて欲しい。時間帯や割り振りもよく考えていただいて、うまくまわっている。ステージ実習などで、前半グループと後半に分けられていることが何度かあったが、前半の人にとって後半の人の声を聞ける数少ない場なので、できれば分けずにやっていただきたい。曜日は、サラリーマンの人もいるようなので、今まで通り日曜レッスンがよい。

 

 

 

○レッスンの体験効果談(改革アンケートより)

 

福島先生の特別レッスンは、特に、密度が高く、音楽のシャワーを全身に浴びているようで、吸収するものが多いので、定期的にやってほしい。集中リズム月間として、特別画いろいろな形であるとうれしい。リズムのレッスンも気づくことが多いのだが、やり方の参考という感じのときが多い。体に打ち込み、刻み込むようなことを集中的にやれたらよいと思う。

 

トレーナー特別は、新鮮だった。楽譜とか手本となる歌とか、そういうものがない状況で、「リズムを生み出す」ということ、それも一人でやるのではないので、感じとって、生み出さねばならない。何もない空間に。即興は作品とはならないが、今の自分自身の力で出さねばならず、しかもリラックスし、楽しく、集中して、生み出す。私はこういうことが苦手ですごく緊張したのだが、すごく必要なことだと思った。とくにトレーニングは生まじめになりやすく、何か正解に向かってひたすらやるというのではないアプローチが、同時に必要だと思う。

 

最近、感じているのは、ここでは「見える部分」(ステージや実際に自分から出てくる歌、くせ、自分のセンス)は、そんなに何年いたとしても変わらないけど、「見えない部分」(感覚、音への感じ方、体、その人間につまっている音楽、声、リズム)は変わっていける可能性があるということ。

 

その人の受け止め方、取り組み方次第だろうけれども。結局、この「見えないところ」というのが、プロフェッショナルなところでの差になるのだろうと。自分の可能性を信じていくのは、たいへんなことだけど、それを信じて続けていくしかない。自分の強み、みたいなもの(ゆるがない自信)をもてるようになりたい。そのための毎日。

 

ものすごくいい環境だと思います。この場所に出会えて本当によかったです。私自身、かけられるもの全てで、恩返ししたいと思っています。自分に厳しく、心身ともに成長していきたい。

 

私にとっては高い額ですが、研究所で得られるものがその数倍であることは、身をもって知ったつもりです。会社員なのでかなり時間の制限もありますが、本当に「生きる」ことが充実しました。

 

音楽にとどまらぬ、いろいろな目が開きはじめてます。今は単位割引の効くレッスンのみをうけている状態で、特別レッスンもままならぬところであります。

合宿も仕事と家庭の事情で行けませんが、いい経験になるだろうなと思います。

 

この人と一緒にいたいと思う人がいる。自分もそんな人間になりたい。

歌うことで、自分も、相手にも、パワーが生まれる、そんなものをめざしたい。

 

 

 

 

 

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関西ステージ実習 感想

 

1.Fさん:力入ってないようで入っているかも。ハスキー癖が少し治っていた。前歯の裏に当てている感じ。ぶれてないけど小さい。

3.Oさん:昔もこんな人いたのかな。今の風潮。ちりめんじゃこの大群が海を泳いでいるような、手前勝手な感傷は当然乍ら詩の世界に入っていないし、見ている方は超さめる。水が怖くてプールサイドにしがみついている小学生のようです。心象風景を観察してみたい。

4.Oさん:可愛い日本の女の子。でも10代の女の子の“感傷”と“伝える”ということはまったく別物。体動いてない。ロープに必死にしがみついて、手を離せば今にも波に呑まれてしまうようなしんどい英語でした。“必死についていく”とは“遅れる”ということだと思います。40のおっちゃんが、若さがまぶしくて目を細めるような可愛さのレベルは何のあてにもならない。声についてはもっとばらばらになっていいから、ここに来たことを生かすべきでは。5.Sさん:声もキャラも面白いのに、Iくんと何が違うのかなーと考えていました。口のまわりだけで力を込めていて息が深く入っていないと思いました。

6.Nさん:語尾伸びている。大胆で盛り上がりがない。分別が邪魔している。本来、声については時間のかかるタイプではないはず。

10.オーケストラを聞くことと、ヘビィな筋トレをしてみてはどうでしょうか。大胸筋が助けてくれる。

11.Fさん:コノヤローの現代っ子は、自分に正直で直感的でマイペースでカツを入れたい反面、弟子入りしたい種族であります。アカペラを忘れさせたKさんの自由曲の他には彼の自由曲が心に残った。誉めちゃいけないんだけどヨカッタ。この意味深わかってって感じです。体へなへな。

13.Tさん:上くちびるの付近の力みが表情を損なわせている。

14.Mさん:体しなやか。Mさんの笑顔はワタシ的には恥ずかしくなっちゃうんですが。自分のフレーズ気持ちいい。これからガッと出てきそうだ、という予感がしました。15.Sさん:首と歯の奥の力み。体を意識することが逆に体の不自由さを招いている。

16.Kさん:“マイ・ウエイ”のすごくキィのしんどいところが客席では一番美味しいところなのにヒーヒーいいもっぱらガッとやればいいのに、いいとこいきながらもったいないと思いました。自由曲は音楽が聞えて感動しました。声がそろっているから歌がつみあげていける。今までなんで優等生的に聞えてきちゃうのかな、と思うことが多かったのですが、今日一番よかった。私が壊れた面白さばかり求めるせいでしょうか。歯並びキレイ。さしば。

17.Fくん:いつもは一つにつかんでるのが気持ちいいけど、今日は前半ぶちぶち切るなーと思いました。でも盛り上がりは計算してがんばってた。(一瞬鳥羽一郎入るかなと思ったがなかった)どういう音楽好きなのかな。お父さんは、多分演歌だ。感覚入れば強い。初々しさ、若さ、これからもなくさないで。

18.Iくん:照れ症の私が照れないのでIくんのステージはふあんです。この安定感はどこから来るのかな、と考えていました。英語のカン等、不器用なタイプではない。Wのとき、ふといい声だなあ、と思いました。Mさんの方がまるっこい。