一流になるための真のヴォイストレーニング

福島英とブレスヴォイストレーニング研究所のレッスンアンソロジー

「今、活動すべきか」  ☆411

Q:今、活勤すべきでしょうか。

 

A:結局は、自分の心の欲するままにやるしかありません。

攻めるか逃げるかで、動物的本能で直感で決めることです。

(ここでいう逃げるは、悪い意味ではありません)

 

 

声にも歌にもリズムにも音楽にも、真実があります。

人は、本物に魅きつけられます。本物は歴史に残り、世界に通じます。

 

原始から脈々と受け継がれてきた肉体の記憶、

それを声を通じ発掘していき、歌に表現し相手の心にも一石を投じて、

音楽としてその波紋を形づくる、

それが、真のヴォイストレーニングです。

 

私が、この活動に身を投じているのは、その真理を明らかにすることに魅かれるからです。

 

皆の一人ひとりのなかにある真実。

日本の音楽界が失いつつある、人間の歌としての真実のことです。

それは生きる力のみならず、人をクリエイティブに、

つまり夢に向かい駆り立てる力を有するからです。

人の魂を高めてくれるのです。

 

人は油断すると、動物並みの品さえ身に保てず堕してしまう存在です。

真剣に生きていたら、眼が輝いてきます。

「本当に眼の奥が輝いてきたら活勤しなさい」といっています。

 

そうでなければ、今からでも、こんな真実とやらにとらわれず、

音楽を楽しむとよいのではないでしょうか。

「歌いなさい。そんなもので人生を過ごすに足るのなら」

 

たかが歌、されど歌。