一流になるための真のヴォイストレーニング

福島英とブレスヴォイストレーニング研究所のレッスンアンソロジー

ステージ実習感想  437

ステージ実習感想

 

観客とのコミュニケーション、自分は全く感じる余裕がなかった。だけど、おかげで、会場がとても良い雰囲気になっていたので、集中しやすかった。

 

とにかく、体に声を宿していく、歌うことがトレーニングになる域まで、早くいく。後で聴いてみると、マイクにのっている部分は非常に細いことがわかった。アゴが前にでているので、首の後ろをもっとのばした姿勢を身につける。

 

声、声、声、結局、声に戻る。声が欲しい。声が欲しい。振り出しに戻る。私は変わりたいと思っていた。時間がかかる、変わるには。

 

5分という時間を有効に使いきるには、普段からもっと必死に取り組むしかない。

 

始まる前に、もっと頭はクールにして、背筋(尾てい骨)を伸ばして、和田アキ子かマヘリア・ジャクソンかになった気持ちになって、空間に自分の気を行き渡らせられるようにする。

 

たった1ヶ月出なかっただけで、すべてがーからの気分だった。人間はもろいものだ。

 

イメージ通りのものと、そうでないものと、たくさん出て、自分から聴かせるものがあった。

 

涙が出なくなるほど悲しいという気持ちを表すのは、朗々と歌うことでも、一言一言感情を込めたように、かみしめかみしめ歌うことでもないよなと思って、自分と対面して歌った。

 

歌にリズムがなかった。大切にしていなかった。言葉をもっと大切にしたら、リズムも自然と出てくると思う。「リズム」って考えるより先に、「言葉」に重心を置くようにする。

 

 

 


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出演者への感想

 

クラス③の人たちはすごかった。俺は1年以内であルベルになれるだろうか。気分がダークだ。

 

③の人たちはみんなオリジナリティがあって、やはり自分とは違うなあ。乾杯とサイレント・ナイトが合体した曲、すごくよかった。

 

自分というものをきちんともっていて、人を惹きつけるものがあったし、声もでていた。

 

オリジナリティを感じた。ここの人という感じがした。

 

体に声が宿っている人の声に、胸あたりに直接突き剌さってきて、聴こうとしなくても聴かされてしまう。「うまい」ということが必ずしも「感動」につながらないことがこの世界の難しさだと思う。

 

この方たちを聞けただけでも、今日参加したかいがあったというものです。

 

よい緊張感を出してくれた。あの態度を見習いたい。

 

毎日15分を続ける習慣をつける。自分の息を確実に声にしていった声での歌を。

 

色々な人の歌を聴きたいと思い、少し早めに来たのですが、最初、学園祭のノリで、少々くたびれてしまった。

 

体が強そう。のどが少しからまっているものがあったけど、とりつくろってなかった。言葉が言えてた。外れていきそうになっても、また、つかむ力があった感じ。盛り上がるところで、ちゃんと私の体に力が打ち込まれた。

 

歌い方なんかも好きだけど、この人が立つと、何かどっしりとした存在感みたいなものを感じる。

 

ー生懸命歌おうとしていたところ。当たり前のことなのかもしれないが、なかなか目に見える(見せる?)のは大変なことだと思う。

 

一番驚いたのが、体をめいっぱい使って歌っていること。自分の甘さがわかった。とにかく、体を使って歌うように、心がける。

 

いつもなら、もっと声が出ていると思われる人でも、場において実力が出せていなかった人が多かったように思う。これが本番の恐さだと思った。

 

裸になっていたと思う。飾りっ気がなく、好感が持てた。

 

妙にリアリティがあって、頭の中に、ばったりと血みどろになって倒れている男女が浮かんでしまった。凍り付いた私。すごいです。

 

どんなヴォーカリストになりたくて、来たのかわからないけど、わけのわからないパワーには、毎回のされてしまう。

 

真面目に堂々と歌うことの大切さ、2番までやっても最後まで丁寧に歌っていて、心の基本を教えられた。

 

最後、のってて、いい感じの声だった。

 

みなさん、前ので観たときよりも、声がしっかりしてきて、ちゃんと練習しているんだろうなと思った。

 

声量が前より増していて、迫力があった。静と動の使い分けが、とっても参考になった。

 

何かよくわかんないけど、すごいと思った。聞き入った。

 

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