合宿特集Ⅱ
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(2)合宿感想
◯合宿雑感…by スタッフ
(3)合宿アンケート
◯合宿参加者アンケート集計結果
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(2)合宿感想
◯合宿雑感…by スタッフ
■戦後最大級の台風だという
『雪になるかもしれない」というおじさんの話が現実味をおびてくるくらい、軽井沢は冷え込んだ。
風、雨、寒さ…こんな夜は布団を頭から被ってさっさと眠ってやりすごしてしまいたい。
だけど、それもかなわない
そう、これからが『モノトーク・タイ厶』の始まりだ
君は覚えているか
あの夜の食堂の
ひんやりとした空気
雨の音
いろんな人のいろんな想いが入り交じった雰囲気
静かに燃えるストーブの色
今すぐ、肌から、思い出せるか?
■わたしは小さい頃から歌が好きでした
この夢をみないようにして生きてきたけれど、やっぱり歌が好きだと気づきました
だから私は...
ストップ
ちょっと待った
そんな理由で、どんな歌がうたえるっていうんだ
まるで縁取りだけの絵みたいに中身がない
君にはいえないよ、そのセリフの先は...
■誰かが君に
「お願いしますから、歌ってください」と頼んだとでもいうのか?
違うなら話は簡単だ
君は自分の意志で、歌うんだ
■歌う理由は、自分の中にうずもれている
山と積み上げられた未整理の想い出たち
どこから手をつけていいのかすらわからない
君はいったい1年に何回、心の大掃除をするんだい?
10年ぶり?
やれやれ...
「今やるだけマシだろ!?」
■食堂机の上で、暗中模索...
見通しはたたず、でも
でも、わるくない時間だね.
■歌うためにうたう...歌至上主義になってはいないか?
あの殉教者たちは
解脱至上主義に落ちいっていった
声を獲得したらすべての問題が僻決するのか?
歌がうたえるようになればすべての問題が解決するのか?
いいや...
君を歌わせるもの...
その正体を見誤るな
『歌』という美名にすりかえるな
芸術のための罢術はない
歌のための歌はない
そんな根無し草の行為が何を生み出せるのか?
ウソの理由の上に
本物の歌が生まれるわけわない
君はうたうより遥かに多くの時間を
『生きて』いるんだ...
■1分間?
時計の針なんて止めてしまえ
1分間
タバコを7回ふかす間
部屋から第四セミナーまで行く間
そして
今日僕が自分を全開にする間・..
■今の自分...
今の自分が、すべてだ
たとえ
気にくわなくても
声がでなくても
歌が下手くそでも
今の自分が自分だ
『いつか』なんて思っているやつには
永遠にその『いつか』はこない
いつでも
持ち札は
今の自分だけ
これで勝負するしかないんだ
『この「手」をどれだけ右効につかえるか...』
...君は心砕いたか?
■発表会
入らなかったのか...?
それとも
入れなかったのか...?
それが問題だ
■人の世はいつも
同じ顔
僕はそれを見て
ある時は『憎まれてる』と嘆き
ある時は『愛されている』と喜ぶ
真っ黒でもなければ
真っ白でもない
人の世はいつも黒と白の混じった
同じ灰色
それを僕は
ある時は『黒』と呼んだり
ある時は『白』と呼んだりする
素は同じもの。
変わったのは、『無垢の魂』の感じ方だ
■『無垢な魂」を
受け入れ、励ましてくれる
『やさしさのエチュード』
けれども
他の『無垢な魂』にとっては
自分自身が、
『やさしさのエチュード』に加わり、役目を果たしている
そして、それは
『憎しみのエチュード」においても、だ
■苦しみがなければ喜びもない
喜びがなければ苦しみもない
どちらかだけ取ろうとしてもうまくいかないよ
まるで
アップビートとダウンビートのように
ふたりでひとつ、なんだ
■発表の間中
息のエチュードはいきづいている
絶望のエチュードでも
モノトークでも
希望のエチュードでも
変わらずに
確実に
底辺に流れている
そして
意識してる?
生きている間中
わたしたちは、ずっと
息のエチュードを続けているんだよ...
■テレビを見なよ
絶えることのない悲しい出来事
想像すらできないほどの悲しい出来事
顔色も正体もなくして泣く人達
彼らの声に宿る
こころのたけに胸えぐられる
彼らの心に、果たして
君のエチュードは届くか?
たまたま、彼らだっただけだ
生きるということは
この世で起こるすべての出来事が
自分の身に降りかかりうる、という
リスクを引き受けるということに他ならない
君のエチュードは、
そのすさまじい『生』への咆哮に値するか?
■イメージでは
絶望のエチュードに至るためには
悲しみのエチュードに『飽和』が欲しかった
次々に訪れる困難
うちひしがれて うちひしがれて
ただ耐えて 耐えて
ついに許容点を超えた時、その瞬間
絶望のエチュードとなる
悲しみ→絶望
移行の決定的牌間、その『点』が
ほとんどの人に見られなかった
絶望のエチュードをやるために
絶望のエチュードをやっているようだった
イメージのようにいかなかった
イメージでは
最初の息のエチュードは『再生』だった
生き物が無から生まれる
そこに意志はない
けれど
『再生』には意志が欲しい
自分で生きることを進択したのだという
初めの息のエチュードと同じものであってはならない
イメージでは
『プラス』のエチュードであればよい
ああ...
エチュードの流れと
演じ手のう気持ちの高まりとがひとつになった
一致した
エチュードという器に
後から後から湧き上がってくる
『うれしくてたまらない』や
『いとしくてたまらない』を
注ぎ込んでいるうらに、
ついには、
器に入りきれなくて、
辺り一面に、あふれかえっていた
イメージを、超えていた
(3)合宿アンケート
◯合宿参加者アンケート集計結果
<1>合宿メニューベスト3 no順
回答者
(提出分のみ30名)
A. 9 3 3 P. 9 8 13
B. 9 13 3 Q. 9 2 13
C. 6 9 13 R. 9 3 13
D. 6 7 8 S. 9 3 13
E. 9 13 11 T. 9 2 13
F. 9 13 11 U. 9 3 11
G. 6 5 3 V. 3 13 9
H. 9 6 11 W. 9 12 13
I. 6 5 1 X. 2 13 1
J. 9 13 2 Y. 3 6 4
K. 9 7 4 Z. 13 11 12
L. 9 11 1 a. 10 9 3
M. 9 6 3 b. 9 8 11
N. 3 2 11 c. 10 11 8
O. 13 12 11 d. 7 2 13
♢合宿メニュー
1.アモーレ
2.マラソン
3.地の声
4.1分間自己紹介
5.感情表現
6.エチュード
7.カウンセリング
8.班別レッスン
9.発表会
10.ソロライブ
11.歌[群唱、1フレーズソロ]
12.歌[イエスタディ他]
13.天の声
<2>各メニューについての感想、学んだこと
15日(金 1日日)
1.アモーレ
★ワンパターンしかできない自分に気づいた。ピアノの方がよっぽど語りかけていた。
★とてもおもしろかった。どんどん感情がわいてきて、こういう.ふうに曲ってできるものかなと思ったりした。
★自分の実力を知るのにいい課題でした。心を音にのせられない自分に痛感。
★アモーレに感情を入れるのが難しかった。喜びより悲しみの方がやりやすかった。
★耳に飛び込む音に心をのせる。簡単なようで心を入れるのが難しい。
2.マラソン、散策
★とてもしんどかったです。でもあんな山の中、久しぶりでとても気持ちがよかった。
★軽井沢のおいしい空気を吸って、気持ちも体もリフレッシュできた。
★よかったです。呼吸法によりスーパーパワーが出るらしいけど、よくわかりませんでした。 !
3.地の声
★あのセミナーの建物のつくりが声を出しやすくしていた。あの感覚を忘れないようにしたい。
★一番わかりやすかった。一番はまった(?!)
★オレンジと黄色のオーラを体で感じました。
★“聖なる予言”は自分も読んだ。瞑想はいい。中央に向かって地の声はひとつのエクスタシーだった。
★聖なる予言の実践の中の1つだったけど、ああいうのは自分はとても興味があることなので、非常によかった。
★気持ちよくなって、一瞬、違う世界へ行ってしまいました。
★素晴らしいと思った。声というものの本質にちょっとだけ近づけたようだった。
★体で「動物だ」と思い出した。ここから合宿ならではの異次元空間になった気がする。
★自分の中に思わぬ声がひそんでいるのを臉じた。思いもよらぬ声が出た。
★恐かったよお。なんかネガティヴがあってさ。泣き出してしまいました。
★とてもリラックスできて、自分に索直な気持ちになることができた。
★異樣なムードに剌激されて自分の中から異様なモノ(声)が出た。
4.1分間自己紹介
★1分間のステージング。
言い訳は無用なこと、
伝えるように歌うこと、MCのことばの選び方、
空気を動かすことを学ぶのに、とてもよい勉強になりました。
他の人のを見ても勉強になりました。
16日(土 2日日)
5.感情表現
★ここでやった準備運動は、とても参考になった。
★テンションが上がるのが遅いので、思うようにできなかった。くやしい。
★“人に感情を伝える”というのは改めて灘しいと思った(一人よがりでも何も伝わらない)。
★ことばに感情をこめる難しさがとてもわかった。
★声は出しても、そこに感情をこめて表現するのはすごく難しいと思った。
★これが毎日、やっていくべき歌の練習だなと思いました。
★朝、声が出にくいときなどに、裏声で無理せずウォーミングアップする方法などを学んだ。
★感情を引き出すために精神統一がもっと必要だと実感した。
★ただ“おー”などの叫びで悲しみと喜びの全く正反対のものを表現するのは、こんなに難しいものなのかと思った。
★歌から感情表現に入っていくことはあったが、いきなり感情表現しなさいとなると、やはり難しかった。
★感情と声で表現するのも課題なら、その前に自分の感情をとり出すのも課題だ。
6.エチュード
★声を意識する程、その音声からは自分の表現したいものが遠のいていくのがわかった。
★感情を声に出そうと努力したが、なかなか(全く)できませんでした。
★始めは声で怒りや喜びを表現するのには面くらったけど、ああいうものを自分たちに与える福島先生のノウハウの大きさに感心した。
★心と体を解き放つこと。「歌う」の原点に触れた。
★息の流れ、感情の流れを止めないよう意識することを学んだ。
★演技ではないけれど、演技すらできない自分がすごくくやしくて情けなかった。
★この辺りから、類人猿レベルに進化してきた。なぜ、日常からこんな気分でいれないのか、悔しい。
★皆でアイデア出しまくるけどさ、決して押しのけてとか、自分が、とかじゃないんだよねー。そこがすごく気持ちよかった。
★これをどのように「作らずに」作品にしていくかと考える諜題が、勉強になった。
7.カウンセリング
★モノトークを完成させるために、とても重要なメニューでした。
一人でもメンバーが欠けると班別レッスンがうまく稼働しませんでした。
★福島先生に直接、自分の声のことについて間いてもらえたので、少し自分の中でひらけた部分ができた。
★姓ではなく名前で呼ばれてキンチョーしてしまった。
17日(日 3日目)
9.発表会
★自分が演じているとき感情が大きく変わるのがわかった。絶望と喜びをセットで覚えておく。
★あんなに感情が声に宿ものなのかと他のグループを見ていて思った。
とにかく興奮した。
★瞬間のエネルギー、場をつくるための精神統一。
それぞれの世界(感情)の流れに身をまかせることの気持ちよさ。
★まわりの人たちはどう感じたかわからないけど、自分自身は一つ殻から抜けられたような気分でした。
★興奮しまくり。
感情(主にネガティヴなもの)を出しまくると体が震えて、疲れて息があがって泣く。
これで2度目の体験だがへヴィだょおー。
★最初は嫌だったのに、終わったあとは不思議と充実感が残った。
同じものをやっても、そのグループによって違うものができることがわかった。
10.ソロライブ
★自分も含めて、みんなとてもイキイキしていた。
★私を無条件で感動させてくれる音楽が、いかにパワフルなものであるかを改めて実感した。
★初めて「歌えた」気がした。それと同時に、山を下りたときに忘れそうで恐い。
11.歌(1フレーズソロ)
★10秒以上、歌ったのは私です。すみません。
★個性的なのと我が強いのは違うものだった。
★これ、よかったです。スカッとしました。
★「みんな歌いたくなってると思う」と言って下さったのが、私の気持ち通りで感動しました。
私はおしつけるように歌ってる。
★自分だけでなく、他の人たちと空気や声で交流できるような気がした。
★そうだ、歌ってこんなに楽しいものだったんだと思った。
12.歌(イエスタディ他)
★場の空気とマッチした曲が流れていたと思った。
★皆の声がやさしく明こえた。自分の声さえも…。
★全員にものすごく明るく、プラスのエネルギーが満ちているのを感じた。
★音程とか歌詞とか細かいところは、もうどうでもよくなった。
13.天の声
★声を全身で浴びる。心地よかった。普段、経験できないことなのでよかったと思う。
★今までにない感動だった。先生の声がひときわ目だっていて、すごかった。
声ってやっぱりスゴイ。声だけで感動させることのできる人になります。
トレーニングしてえ。
★なるべくしぜんに感じようとしていました。
先生のすることは、いちいちおもしろいです。
★どこかへとんでいってしまいそうな気分でした。
★人間の声に勝る楽器はないと思った。
★しめにふさわしいですね。
ストーリー性があるレッスンの順だったと、このとき思った。
★外から入ってくる光と音につつまれて、人の声は気持ちいいものだと感じました。
非常によかった。
声を出すことでの一体感を感じて中に入って聞いた声もまさに天の声だった。
★発声のことなど考えずに、誰にでも出せる声とのことでしたが、私はどうもムダな力が入ってしまっているようでした。
日本人ではあーいった詠唱の空気を生むことはムリなのかと思ってましたが、可能性はあることがわかり、嬉しい体験でした。
★力を抜いて声を出したら、気持ちも楽になって終われた。
★天使がそこら中にふわふわ飛んでいるみたいで、不思議な気分だった。
★声を出すことには癒しの力があると思います。
★こういうことは、この人数がいないとできないことで、輪の中に入ると心地よかった。
★今回の合宿はじめてのいいハモリというか空気が出ていた。
虹の微妙な色みたいだった。
★完全なる解放、天に昇る声、忘れかけていた心に宿る声、形ではなく心。
★心地よい脱力感があった。個人的には本当の意味での“天の声”は出せてなかった。
★人間の声は素晴らしいと思いました。
声のバリアに包まれた。何を感じたかと申しますと「中性」「中庸」を感じました。
★声の集まる力みたいなものを、本当に体で感じることができたと思います。
★自分の声も他人の声も一緒に溶けていって、超音波の世界に近かった。
これは毎日の練習にぜひ加えようと思った。
★普段はやらないことだったので、声の集合体のフシギなものが感じられた。
★この合宿で一番、心に残ったのは、やはりこれ。
先生のおっしゃった声の渦のようなものを感じた。
人の声を身にまとうような特別な空間ができていたと思う。
★とても不思議な感じがした。
★体を動かした後のマッサージのような感じ。
心地よかった。
◯印象に残ったメニューと感想
★発去会!ああ、表現しまくり感情出しまくりというのは、何て気持ちよくてスゴくて素晴らしいんだろう!!!これをこのまま実生活に持ち込むと、ただのトラブル野郎になるのである。ったくよー、生きにくい世の中だよなー!!!!
★天の声。合宿参加者全員のテンションの高さ、自分で声を出すのも、人の声を感じるのも心地よかった。いろいろな人のいろいろな色の声がまわって、交錯していた。
メロディのないメロディが不思議な共嗚になっていたと思う。もう一度、あの思いがしたい。
★終わってみてやっと「地の声」「天の声」の、両極しつつ同一次元のメニューがよかったと思う。脳にたまっている雑なゴミを一掃できる。
自分には何もない、本能だけの動物なんだ、そしてそれだけが大切なことだと体で感じることができた。これは、毎日の練習メニューに加えて、独りでもできるようにしたい。
★絶望のエチュード。「人は喜びより悲しみ、苦しみの方が表現しやすい」ことがわかりました。
人の性でしょうか。あとグループ発表のための時間がたっぷりあったことが嬉しかったし、とてもためになりました。
★モノトークと各エチュードは、当然だが、“聖なる予言”の瞑想から人り、地の声はよかった。モノトークは何度も書き直されて、夜遅くまでかかったが“なぜ歌うのか”という原点を見るよい機会になった。
結果的に原稿とはあまり関係ないことをわめいていたが、自分をそれなりに解放したと思う。
★やはり感情がむきだしになった発表の日。本音をさらすことによって、本当に解放されたかのように喜びの声へ。そこに嘘はなく、本物と本物のぶつかりあい、触れ合い、交わりがあったように思える。
忘れられぬメニューでした。
★発表会とそれに向けてのメニューのすべて。最初は段取りだけを形式的にやっているだけだったが、リハーサルを重ねていくうちに、意図するところがわかってきた。
「天の声」。普段、ここでやらないメニューで、上の方への息の流れの感覚が少しわかった。
★天の声、地の声。理屈なしにこういう声の広がりが好きです。
★グループ発表。皆のトランス状態に近いところまでいっているのが、すごいと思った。
★エチュード全般:口先だけの音楽と心で歌う歌の違いがわかった。
自分は野性に戻っていった。生き物はすべて「情」をもっていると思えた。
★マラソン…空気のいいところで体を動かすのは非常に気持ちよかった。
モノトーク…夜中まで明け方まで考えに考えてみんな書いていたけど、本番では衝動的に思っていることを感情のまま吐き出していた。
★発表会のモノトーク。叫びの人、告白の人、作文の人、たくさんいました。私は、視野が狭いと言われることを踏まえてあえて書きます。私は叫びの人しか認めていません。自分と同種だと言うこともあると思います。けど、あそこはステージです。ステージに上がるということは、それだけで人に見られるということです。そして、それだけで終わってしまった人がポツポツといました。しかし、見せなければならないこと、見せたいと思うことがステージにあがる条件だと私は思う。告白の中に叫びがある人だっている。けど、それが感じられなかった人は何だろう。自分の人生のショッキングなことペラペラしやべられても「そうなんだ、だからなんなの?」で終わってしまう。悲劇の主人公、演じるならもっと演じて欲しい。不幸の自慢大会じゃないんだから。本当に底からくるもんなら何かしら叫びは感じられるはずだ。自分の不幸に自分で酔いしれてるだけなんじゃないかと、そう思いました。批判されるの当然で書きました。長くなってすみません。
★発表会。100%の自分を投入する場所をあらかじめお膳立てされて、精一杯がんばったけれども出せなかった。というか、出そうとしない自分がいた。
★やっぱ3日目、発表会、ソロライブ。その後の歌、天の声でしょう。
★今回の発表会のエチュードの課題はよかった。自由な心で声が出せたのか、私にとってもとても嬉しかった。
★地の声かな〜。ただ、私の中の狂気をひき出されそうで怖かった。
★発表会。自分がこんなに入りこんでいた時は、今まであっただろうか。絶望も喜びも自分の中のものなのに、今まで知らなかった(というより、知ろうとしなかった)もののように思えた。
◯ステージで印象に残った人(どのメニューかも)
★発表会のときのーーさんのモノトーク。
「どんなに愛しても愛し返されることはない」ということばに、胸をきつくしめられた。
ーーさんのパワー(どのメニューでもパワフルな人だと思います)。 !
★ーーさんの板(1分間紹介とソロライブ)
★モノトークでのーーさん。どこまでいってもキャラクターが強くて、パワーのある人だと思った。
「やられた」と每回、思わせてくれる。悔しい。
★ーーさん…すごく感情が込められていた(ソロ)。
ーーさん…呼吸とためが見えて空間芸術していました。
★ーーさん。一瞬に引き込まれていく感情、そして彼女自身の素顔の世界。
最終日のソロは、技を必要としないほど、心にあふれ一つ上へ昇っているかのようでさえあった。
★ーーさん…モノトーク。ーーさん…モノトーク。ーーさん…自己紹介+歌。
★発表会で福元さん…どんな状況にあっても、彼は彼であることを認識させられました。
★ーーさん。ソロライヴ。完全にリラックスしていて楽しいとか嬉しいとか、すごく伝わった。
★ーーさん(モノトーク)。どこまでが現実で、どこまでが演じているのか見分けのつかないステージでしたが、無防備に泣ける人の境地をうらやましいと思いました。
★モノトークでのーーさん。芝居がかって全く別人のようになっている人が多い中(私にはそう見えました)、素直に自然体で語っていて、人間が見えてよかったと思います。
★モノトークのーーさん。あのダークの色を一瞬で変えてしまう力ってすごいと思いました。
1分間自己紹介のーーさん。「自己紹介の歌」なんでしたっけ「私の歌」でしたっけ?、あれで目が覚めました。モノトークでA班の人、名前忘れちゃったけど、アーアーって人。見えすぎた「作り」もあそこまでやられたらやっぱグッときます。最高でした。
★モノトークで「シャウトしてんだよ。な;んだかよくわからないけど、シャウトしてるんだよ。なんだかそれ間いてたらさー、涙でてきてさー」と言っていた人。
「シャウトしてんだよ」ということばがすごく胸にきました。;
★モノトーク:ーーさん、ーーさん、ーーさん。
1フレーズソロ:B班ーーちゃん、ーーさん。
★ーーさん(自己紹介)…緊張感があった。
ーーさん(モノトーク)・・・パワーがあった。彼は本当にロッカーだと思った。
★ーーさんのモノトーク。最後にことばなんか聞こえないほどの何かを叫んだけど、内側のものをここまで外に出すのは一生に一度というような気迫が痛いはど伝わった。
◯その他に印療に残った人
★そのたびごとによい意味でも悪い意味でも印象に残った人はいた。やはり、あらかじめ用意されていたもの(それがわかってしまうもの)より、そのときの心からのことばや行動、歌に強くひきつけられると思う。
★ーーさん。一緒の班で練習していて、彼女の歌のパワーが印象的だった。
★同じ班だった、ーーさん。つきあいは長いが、以外な面、ヴォイス、歌に対するしんしな姿勢に改めて驚かされた。
★ーーさん。ニコニコしていてあいきょうのある小っちゃい子という感じだったのに何かすごいパワーが出てくるんじゃないか、と思った。
ーーさん。やっぱりパワーがある。私も強くなろうと思った。
★ーーさん。彼のモノトークによって、自分の中の最後のカラをやぶれたように思う。あの埸をつくり出したのは、彼のカが大きかったように思える。
★ーーさん…今までと違う一面をみたという意味で。
その他、印象に残った人もいるのだが、名前がわからない。
★ーーさん。班のリハーサルのとき、彼女が「だから私いたい」と言ったことばがセミナーハウス中にひびいて、それまでだらだらしていた他の班のリハーサルまで引き締まったこと。それぐらい迫力があった。
★Aのーーさん…多種多様な意見をさばく手さばき、さわやかなリーダーシップは素晴らしいと思います。ーーさん…よかれ悪しかれ、その、人を引き込むパワーはすごいと思います。
★京都の3名。
★ーーさん。Bグループの皆。
★ーーさん(モノトーク)。ことばにならずに息をつめて、ただうなずくときの空気が、充分、表現になっていて打たれました。一言だけ、腹の底から出した声も、心にひびきました。:
★ーーさん…非常におもしろいことをやってくれた。
ーーさん…モノトーク。
★私より上のグレードの方々で、声も太いしパワーもあるし、すごいのですが、ただそのパワーが自分自身の内へのみ向かっている気がして、聞いていてつらかった。
人それぞれ歌い方があるんだと思いますけど、そういう意味で印象に残っています。
★A班のーーさん。やっぱ社会で生きている人が言うことばの重みってすごいなと思いました。ダメ押しだったし。あとは今、客観的に見て反省点とか浮かんじまうから、そうい意味味で自分もですね。
★ーーさんやーーさんと話して、その考えの深さと感覚の鋭さにびっくりしました。
★ーーさんは発表会前に帰られましたが、練習のときに怒りのエチュードで出した声が、とても印象的だった(感情が伝わってきて、ゾクッとした)。
★ーーさん。モノトークと歌と普段の彼は違いすぎる。方向さえ間違えなければ、なかなかいい味出している人になるかもしれない。
★ーーさん…人の話を熱心に聞いてくれる人。すごく好感がもてた。
ーーさん…班をみごとにまとめてくれた。そして引っぱってくれた。感謝してます。
★ーーさん。場のムードを明るくできる人だな…と。
<3>全体
◯印象に残ったできごと
★核はエチュード、発表会とソロですな。思い出しては泣き出したりして、ようやく落ち着いたのは金曜日くらいになってからでした。
お、おいら、人との交流があんなにあったかいもんだなんて知らなかっただよ。声にあんなに力があるなんて、特別、名歌手じゃなくたって、あんな感動が出てくるなんて、知らなかったよ。
★話し合いをもったこと。人に不満をぶつけて、それがしっかりと返ってきたので嬉しかった。真剣な人と真剣に話せるのはめったにない。班の代表で歌ったときに、今までよりとても歌いやすかった。ノドの調子はよくなかったのに、気持ちの調子がとてもよかったからだったのだろう。
★でも、やっぱりゾンビだったよ、俺たち。
★発表の日。台風であんなに雨か降り続けていたのが、発表が終わり、天の声の段階になると、雲のすき間から陽がさしていた。
天も我々の味方をしてくれたかのように。そして帰りの車から何年ぶりかに見えた虹。すべて素曜らしい幸せな日だった。
★軽井沢の空気、自然、水!最高に気持ちよかった!!ソロライブのときの先生の伴奏がさりげなく入ってきたこと。自分の心の変化。
★特に1晩目、食堂でおしゃべりもせずにモノトークの原稿に向かっているみんなの姿を見て、身のひきしまる思いがした。「素直さ」を久し振りに見ることができました。
★モノトーク:私にとって久々に過去に戻る作業でした。「今」のメニューをこなすことに(原稿ができるまで)必死な今の私にとって、「具体的」は単なる点の羅列になってしまい、1分間で魂の通った「全て」にするのが苦痛だった。
カウンセリングを終えて、今を基準にもう一度、善いたとき、ノート1枚にも満たない文章で自分が解き放たれ、もう充分だと思えたことが嬉しかった。
★モノトークにつまって夜中まで食堂で書いていたときのおしゃべり。戦後、最大の台風が来てたというのに、何も知らず過ごしていた(過ごせた)ことが妙だった。
★夜中に寝ないでモノトークを書いているみんなの姿。発表会でのみんなの姿。そういう姿を見れたことは、私にとって非常によい経験になりました。
◯気づいたこと、学んだこと
★環境によってなら、こんな私でも「歌う」ことができる瞬間があるのだ、とわかった。でも本当は、自分独りの力で、自分が震源地になって異次元空間をつくらなければいけない。
いつでもどこでも。そんな強い求心力を身につけなければ、「歌え」ない。今まで、「アレ」が私にはない、足りないと思っていたものを、次への課題として見せつけられた。
先生に、いろいろコードや理論をわかりやすく教えていただいたこと。お風呂場での共鳴ごっこ、雨。寒かった。冷たくおいしい空気。
★1曲歌うということが、どんなことなのか?”なぜ歌うのか”から始まり、これまでの人生のトラウマ、音楽観、人生観など、すべてを凝縮させ、ジュースにし、それを更に外にぶんなげないと本当の自分の価値は見出せないかもしれない。
★感情を表に出すことの素晴らしさ。感情を声にのせる気持ちよさなど、歌以前の重要な課題の部分で、ずいぶんとやらなければいけないことがあるということが、はっきり見えた。
嘘ではなく、本物を出すこと、演じるのではなく、そのものになること。声に出すだけで、あんなに大変なのだから、歌を創り出すにはまだまだ程遠い。自分の甘さをなお痛感。
★モノトーク…1分で「何が言える(言い切れない)」なんてことはない。充分な時間だったのだと思えた。やろうという気迫があればできるのだ。
★経験がすべて声になって現れること。苦しみがあって楽しさがある→「地の声」があって「天の声」がある→腰の支えがあって上に抜ける声が出せる。これらが一致していることのように思えるのですが…。
★独りではなかなか出しきれない力も、まわりに引き出してもらって「あっ、こんな自分もいたんだ」と改めて感じる場面がたくさんあった。
★気づいたこと:①自分の中に殺しているたくさんの感情があること②心の底からの想いを音にのせて自分が裸になること。学んだこと:①30分はステージの最少単位②時間と密度の関係③モノトークは告白ではない④なぜモノトークをやるか。一番、歌になっているから→なぜ歌にこめられないのか。
★自分だけがそうと思って今まで自分で隠してたこと。けどそれは、皆が隠してたり気づかない振りしてたり、気づかないままだったり、いろいろだけど、とにかくわかったのは、みんなもっているということなんだと。すごく救われた。
もう何年も「私はダメ人間だ、よどんだ人間だ」と歌ってきた。けど、まだその気持ちはもっているけど、同時に「私は皆が言えないことを叫べる人間だ、隠したり気づかない振りしたり、気づかないものを知ってる人間だ」と前向きな気持ちになれた。もう7年しょいこんできたものをおろせたような、いやおろせたんだと思う。そしてその物事を肯定した。
★自己解放ができたかどうかはやっぱりわからない。自分の殻を破るために参加したのに、結局、破れなかったと思う。
★本当にみんな歌が好きなんだってことそれと、欠点を認めることは強く生きるバネになるってこと。自分を恥じない。認めることで高くジャンプできるはず。
<4>スタッフへのワンコメント
★「そういいながらみんな辞めていってしまう」自分は違うことを証明したい。
★天の声のときの先生は、すごく「やさしい」顔でした。
★心の中を全部わかってもらえているようで、安心できる。
先生の前では、どんな自分が出てきても受け入れてもらえるような気がするので、思ったままをぶつけられるようにしていきたい。
★難しいメニューに私たちが入っていけるよう、ことばでフォローしてくれました。
★重要でいいテーマ、ありがとうございます。やりがいがありました。
★私たち自身が創っていけたことを嬉しいと思う気持ちと、もう少し福島先生のレッスンを受けたかったという気持ちがあります。
先生が宿の方に深々とおじぎをされていたのが、心に残りました。
★不思議。独特の世界がある。
★あの時間と場と課題を与えてくれたことに、とても感謝します。
最後の天の声での声は、とても心地よかった。
★先生の不思議なおかしさやおもしろさは、何と言っていいかわかりませんが、私は非常に気に入っています。
★エチュードのようなことは、はじめての経験でした。教えてくださって感謝してます。
★こんなもんかと自分に甘えてしまっているときに、先生の一言で「フンキ」することがよくあります。
★先生の新しい一面を見ました。
★「先生」らしくて、去年より存在感があった。一緒に声を出しているときの表情が印象的でした。
★天の声でのあの圧倒的なパワーの秘密が知りたい。2〜3段上のステップにいるんだと改めて実感。
★あのヴォリュームのある声を聞くと、がんばってついて行こう!と思う。
何気にくだらないことを言うところが好きです。
★あたたかい眼で全体を見守ってくれ、個別に話を聞いてくれました。
★いろいろ失礼もしましたが、僕は先生が好きです。
★普段、聞けないことを聞けて、自分たちとのあまりの違いに驚いた。
★マラソンのとき、全然こないので、私はてっきり何往復かしてるのかと思った。
★先生は、いろいろアドバイスをくれ、私たちが気づかないことを指摘してくださり、大変ためになりました。
★先生は、人をリラックスさせる雰囲気があるので好きです。
★肩ひじ張らずにそのまま過ごしている感じが好きです(本人は気をすごく使ってたりして?)。
ピアノの音色にもその人柄がでていると思う。またリズミカルな曲でも、音の休符をきちっと感じる弾き方が、好きです。
ピアノの音にやすらぎを感じました。